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【注目トピックス 日本株】SFPダイ Research Memo(4):17/2期2Qは増収減益、期初予想比では営業(経常)利益が大きく上回る

2016年12月1日 16:09

■決算動向

(1)過去の業績推移

過去の業績を振り返ると、店舗数の拡大がSFPダイニング<3198>の成長をけん引してきた。特に、独自の収益モデルによる「磯丸水産」の出店が本格化した2010年9月期以降、業績の伸びが加速し、経常利益率も売上高の拡大に伴って大きく改善。2013年9月期の経常利益率が目標とする8%を超えると、2015年9月期には11.7%にまで上昇した。

財務面では、自己資本比率は20%前後で推移してきたが、2014年12月の東証2部への新規上場に伴う公募増資(約12,758百万円)により、2015年9月期末の自己資本比率は76.8%に改善、その後も70%を超える高い水準で推移している。

資本効率を示すROEについても経常利益率の改善とともに上昇し、自己資本を増強した2015年9月期においても19.1%の高い水準を確保している。同社の財務内容は非常に優れていると評価できるだろう。

(2) 2017年2月期第2四半期決算の概要

2017年2月期第2四半期累計期間の業績は、売上高が前年同月比※117.3%増の17,747百万円、営業利益が同12.6%減の1,605百万円、経常利益が同14.1%減の1,737百万円、四半期純利益が953百万円と増収ながら減益となった。ただ、期初予想に対しては、売上高と四半期純利益が若干下回ったものの、営業(経常)利益では大きく上回る結果であった。

※2015年3月1日から8月31日の期間に対応する業績(未監査のため参考値)

売上高は、前期出店分が期初から寄与したことや新規出店(29店舗)が増収に寄与した。新規出店は出店計画を上回るペース(上期計画は26店舗)で進捗したものの、既存店売上高が前年比91.9%(計画は95.0%)と苦戦したことが、期初予想を若干下回った要因である。既存店の低迷については、過熱気味となっている出店時の開業景気の反動減※は想定内であったが、ランチ帯の客数が減少したこと、ディナー帯の利用が、1次利用から2次利用へ、2次利用から3次利用へと変化してきたことで客単価が減少したことに加えて、外部要因として8月の天候不順(台風等)やオリンピック開催による影響を受けたものである。特に8月の落ち込みが大きかったことから外部要因の影響が大きかったとみるのが妥当であろう。

※人気業態ゆえに開業時の売上高が想定の30~40%を上回る状況が4ヶ月程度続く傾向がある

利益面では、前年同月期間比で新規出店数が増えた(+11店舗)ことにより開業費用が拡大したことや優待引当増、協賛金収入※の減少により営業(経常)減益となったが、開業費用や水道光熱費の削減により期初予想を上回る結果となった。特に、新規店舗での採用が順調であったことから求人コスト(人件費)を想定よりも低く抑えることができたことが開業費用の圧縮につながったようだ。一方、四半期純利益が期初予想を下回ったのは、不採算店舗の閉店に備え減損損失(124百万円)を計上したことが理由である。

※酒造メーカーからの販売奨励金

財務面では、総資産が新規出店等により24,859百万円(前期末比6.1%増)に増加した一方、自己資本は内部留保の積み増しにより19,365百万円(前期末比3.8%増)にとどまったことから自己資本比率は77.9%(前期末は79.6%)に若干低下したが依然高い水準を維持している。有利子負債は約定返済に伴い278百万円(前期末は351百万円)に減少した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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