FiscoNews

【オープニングコメント】イタリアの国民投票控えて短期筋の値幅取りが中心に

2016年12月2日 8:34

 2日の日本株市場は買い一巡後は、次第に利益確定の売りからこう着感が強まりそうである。1日の米国市場では原油相場の上昇や予想を上回る経済指標を受けてNYダウは最高値を更新。一方で、アップル向けサプライヤーへの業績懸念からハイテク株に売りが広がっており、ナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の18440円だった。

 週末の雇用統計を見極めたいとする模様眺めムードがありそうだが、これまで堅調な経済指標の発表が相次いでおり、ハシゴを外されることはなさそうである。結果的には12月利上げを後押しする流れとなり、ドル高・円安につながろう。もっとも、市場の関心は12月4日に行われるイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票の行方であろう。

 この影響を受けるのが週明けの日本株市場であるため、オーバーウィークのポジションは取りづらいところであろう。原油相場が節目の50ドルを突破し、円相場は1ドル114円台での推移と、押し目買い意欲は強そうだが、上値追いは慎重になりそうだ。そのため、指値の薄い状況になりやすく、インデックスに絡む売買に振られやすくなる。

 物色としてはアップルのiPhone関連は売りが優勢となりやすい。一方で、ドローンや3Dプリンター、カジノ、宇宙などのテーマ株の一角には短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいそうだ。

<AK>

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