投資

経済の千里眼 日経平均「倍返しの法則」で2万7000円へ

「経済の千里眼」の異名をとり、経営者や大口投資家から絶大な支持を受けるのが、国際金融コンサルタントの菅下清廣氏だ。新刊『世界マネーが狙う「大化け日本株」』が話題の菅下氏が、「相場波動」を読み解きこれからの日本株が目指す水準について解説する。

「経済の千里眼」の異名を取る国際金融コンサルタントの菅下清廣氏

「経済の千里眼」の異名を取る国際金融コンサルタントの菅下清廣氏

 * * *
 2017年以降、日本株はどこまで上がるのか。私は株価予測で“相場波動”を重視する。改めてリーマン・ショック後の日経平均株価のチャートを見ると、教科書のようなシンプルな波形を示している。

 2009年から2012年は底ばいの3年、そこから「大回り3年」といわれる3年波動が動き始めて2015年に天井、その後は調整に入り、2016年の年央から秋にかけて、「下値切り上げ型の三角もち合い」のチャートが出現して相場転換のサインが出ている。

 ここで2015年からの値下がり幅に注目すべきだ。アベノミクス相場は最初の3年で約1万2000円値上がりした。

 天井はおよそ2万1000円。そこから1万5000円まで値下がりしてボックス相場に入るので、値下がり幅は約6000円。勘のいい投資家は気づくと思うが、これは値上がりした幅の半分を戻して下げ止まる典型的な「半値押し」になっている。半値押しで反発し始めたということは、上昇サインと判断できる。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。