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【注目トピックス 日本株】ソーバル<2186>—ファームウェアの事業基盤強化と共に多角的な収益構造を構築、更なる成長へ弾み

2016年12月28日 8:09

ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』12月26日放送において、ソーバル<2186>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要
ファームウエア、ソフトウエア並びにハードウエアの開発とその製品の評価に関するサービスを提供。ファームウエアという、デジタル機器の性能向上に不可欠な上、参入障壁が高く、カスタマイズ性の高い特殊なソフトウエアの開発受託を主力業務にしている。同分野で数少ない上場企業でもある上、極めて高度な技術力と品質管理能力が顧客から評価され、同分野では盤石な地位を確保している。

グループの主要取引先が属する業界においては、顧客企業におけるエンジニアに対するニーズと競合他社との差別化の観点から、支援する技術品質の安定的な向上とともに、以下の3点「コア事業における一部の取引先への依存度低減及び新規優良取引先の開拓」「優秀な人材の確保及び育成」「業務効率化による利益率向上への取り組み」を重要課題として取り組んでいる。

■コア事業における一部の取引先への依存度低減及び新規優良取引先の開拓
キヤノングループへの売上高はソーバルグループ売上高の58.4%を占めており、経営の健全性確保の観点からもキヤノングループへの依存度をより低減させることが、以後の安定した経営を進める上で重要な経営課題であると認識している。

この経営課題への取組みとして、新規優良取引先の開拓は必須であり、M&Aを含めた営業活動を積極的に推し進めている。従来からのデジタル製品メーカーや情報通信分野に加え、車載分野、金融分野、医療分野、航空宇宙分野、介護・災害向けロボット分野にも注力し、営業推進を行っている。また、Web系のシステム開発にも取り組む。

■優秀な人材の確保及び育成
取引先のニーズに対して、最適なサービスを提供するためには、優秀なエンジニアの確保及び育成が、重要な課題であると認識。エンジニアの採用面において「人」を最重視した方針を掲げ、技術スキルのみに偏った採用に陥らず、人間性重視の採用戦略を推し進めている。

■業務効率化による利益率向上への取り組み
要員の適正化や作業工数の効率化などにより、利益率向上の取組みを行うことが可能。技術面の教育に加えて、実際のプロジェクト運営の経験を数多く積ませることで、優秀なプロジェクトリーダー・マネージャーの育成を行い、利益率の向上に取り組んでいる。


■足元の業績
2017年2月期第2四半期の連結決算では、売上高が前年同期比7.2%増の40.08億円、営業利益が同24.0%減の2.52億円、経常利益が同28.3%減の2.45億円、四半期純利益が同13.7%減の1.73億円と、増収減益となった。主力のファームウエアは堅調に推移したほか、受託開発業務の受注が増加。さらに、新規技術分野への進出を加速、2015年5月に買収が完了した、アンドールシステムサポート(以下、アンドール)の売上もフルに上乗せされた結果、第2四半期ベースでは2012年2月期以降6期連続の増収となり、過去最高を更新した。利益面は減益となったが、最大の要因は売上も利益率も高い受託開発へのシフトに伴い、人員配置の変更でタイムロスがあった一時的な要因のためであり、第3四半期以降は徐々に利益率が回復すると予想される。


■増収の要因
新規技術分野への進出が挙げられる。新規技術分野には自動車、医療、航空・宇宙、金融サービス、ロボット(介護・災害向け)分野がターゲットに掲げられているが、自動車と医療分野が着実に進展した。自動車分野では、2015年5月に買収が完了した、車載システム・生産ライン及び物流搬送設備の制御システム開発・製造に強みを持つアンドールが第2四半期でフルに貢献した。アンドールには、トーヨーカネツ<6369>、椿本チエイン<6371>といった大手企業の顧客もあり、新規顧客獲得という側面でも大きな効果が出たと言える。さらに、2016年3月から、日立製作所グループとの新規取引もスタートした。具体的には、自動運転に必要な統合ECUの開発及びデバック(プログラムや電気機器のバグや欠陥を見つけて修正する作業)を受注した。

医療分野は、2016年3月に医療事業推進部を20人規模で新設。最大の既存顧客であるキヤノン<7751>の眼底測定機器の付随ソフトの開発や、治験の統計解析分野(SASプログラミング)などに取り組んだ。同分野は、キヤノンが東芝<6502>から買収した東芝メディカルシステムズ(株)からの新規受注も期待できる分野と言える

他にも、CTCより公共関連の統合管理システムの設計・開発を新規に受注した。CTCとは以前から取引があったものの、今回の受注で取引が大きく拡大した。

さらに、受注元の企業は明らかにされていないものの、IoT向けのクラウドプラットフォームの設計・開発、衛星等に関わるシステム開発・設計、ドローン搭載カメラの制御設計・開発、ビッグデータの解析・開発などを新規に受注した。


■17/2期は増収増益を見込む
2017年2月期通期の連結業績予想は、期初予想を据え置いた。売上高が前期比3.7%増の80.00億円、営業利益が同1.6%増の6.20億円、経常利益が同0.6%増の6.25億円、当期純利益が同3.4%増の4.05億円としている。増益幅が少ないのは、多角的な収益構造の構築を推進するため、新規技術分野における技術の蓄積や新規顧客獲得を優先するためとしている。第2四半期の利益は期初予想を下回ったが、その最大の要因である受託開発への技術者シフトが落ち着く第3四半期以降には利益が確保できると自信を深めている。ソーバルは、かなり保守的な業績予想をすることから、予想は必達目標と考えられるだろう。


■株価動向
緩やかなリバウンド基調が継続しており、足元では1300-1330円辺りでのもち合いが続いている。週間形状では上昇する13週、26週線が支持線として機能したトレンドを形成しており、7月の年初来高値1350円に接近している。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents 注目企業分析」毎週月・木曜14:30~14:45放送


<TN>

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