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高配当、AI…他、続々誕生する新指数の市場へのインパクト

新たな株価指数が続々と誕生

新たな株価指数が続々と誕生

 昨年来の「トランプ相場」で勢いを増している日本株市場。まだまだ株価上昇が期待できるという声も高まるなか、今年は年初から新たな株価指数(インデックス)が続々登場している。

 まず1月10日にお目見えしたのが、「日経平均高配当株50指数」だ。日経平均を構成する225銘柄のうち、みずほフィナンシャルグループやキヤノンといった予想配当利回りの高い50銘柄で構成される。同指数の構成銘柄から計算した予想配当利回りは3%程度となっており、日銀のマイナス金利導入などの影響で定期預金金利が0.01%と超低金利時代が続くなか、魅力的な水準といえるかもしれない。

 続いて野村証券が算出を開始したのが「野村AIビジネス70」。これはAI(人工知能)に関連するビジネスについて、新聞、雑誌など各種ニュースの膨大な記事検索結果(ビッグデータ)から有望な70銘柄をAIが抽出。いわば「AIがAI関連銘柄を選ぶ指数」となっている。

 そして東証と日経新聞が3月13日から算出開始を予定しているのが「JPX日経中小型株指数」である。これはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や日銀のETF買い入れの投資対象として注目されているJPX日経インデックス400の考え方を中小型株にも適用。過去3年間の平均自己資本利益率(ROE)や累積営業利益などによって投資魅力の高い200銘柄を抽出するものだ。

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