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【注目トピックス 日本株】ホットリンク Research Memo(2):主要サービスはSaaSサービスとソリューションサービス

2015年10月7日 16:22

■事業概要

(1)事業内容

「Twitter」や「2ちゃんねる」「Weibo」、各種ブログなどソーシャルメディア上に投稿された記事を収集・分析するツールを開発し、企業のマーケティング戦略やリスクマネジメントなどに利活用するサービスを提供している。

主要サービスとしては「クチコミ@係長」「e-mining」など、顧客と契約を結ぶSaaS※サービスと、SIerやツールベンダーに「分析ツール」や「データ」を提供したり、インバウンド消費の分析レポートサービス「図解中国トレンドExpress」を行うソリューションサービスなどがある。また、2015年1月に子会社化した米Socialgistの事業はソリューションサービスに含まれる。各サービスの内容は以下のとおりとなる。
※SaaS(Software as a Service): 通信ネットワークを通じて顧客にソフトウェアを提供し、顧客が必要なときにネットワークにつないで使用するソフトウェアサービス。月額で利用料金を徴収するストック型のビジネスモデルとなる。

○SaaSサービス
SaaSサービスでは、ソーシャルメディアの分析ツール「クチコミ@係長」と、リスクモニタリングツール「e-mining」の2つの商品をラインナップしている。いずれも初期費用10万円、月額利用料金10万円~という料金設定となっており、月額利用料金に関しては利用可能ID数や対象メディア、データ容量などによって加算され、大口ユーザーでは月額100万円程度まで利用する企業もある。

累積導入社数は2つ合わせて1,700社以上(「クチコミ@係長」750社以上、「e-mining」1,000社以上)となっており、このうち現在の実稼働数は約500社となっている。業種的には消費財メーカーやサービス、金融業界など幅広い企業に導入されており、利用企業の約8割が大企業となっている。

「クチコミ@係長」の特徴は、国内最大級のソーシャルメディアデータを保有し、トレンド分析や属性分析などを簡単操作で、かつリアルタイムに実行できること、また、テレビやWebニュースなどとのクロスメディア分析、自社が保有するデータ(アンケート、コールログ等)のテキストマイニングを行うデータインポート分析機能なども実装していることが挙げられる。

特に、ソーシャルメディア分析では国内ブログの約90%(3,700万人以上のブロガー)をカバーしているほか、投稿サイト「2ちゃんねる」の過去データをすべて保有し、また全世界のTwitterデータを販売するGNIP社と販売代理契約を締結するなど、国内では圧倒的なソーシャルメディアデータの保有量を誇っている。

同ツールでは、トレンド分析などをリアルタイムに行えることから、顧客企業が自社のマーケティング施策に迅速に活用することができ、マーケティング部門におけるROI(投資対効果)向上のための支援ツールとして、大企業を中心に着実に導入が進んでいる。

一方、「e-mining」は、あらかじめ設定したリスクに関するキーワードを「Twitter」や「2ちゃんねる」などから自動収集するツールで、アラート機能によってこうしたリスクの拡大を早期に察知できるサービスとなる。モニタリングの対象は、「Twitter」「2ちゃんねる」以外にもブログや各種ニュースサイトなど広範囲にわたり、1日当たり約12百万のWebサイトを巡回し、カテゴリ別に検索結果を報告する。

特にここ最近では食品の異物混入問題など、ソーシャルメディアへの投稿によって風評や問題発言などが広がるケースが増大しており、企業がこうしたリスクを早期の段階で検知し、対処策を講じる必要性が高まっており、大企業を中心に導入が進んでいる。

○ソリューションサービス
ソリューションサービスには、「クチコミ@係長」を構成する「データ」及び「分析エンジン」をSIer等に提供するデータプラットフォームサービスと、子会社の(株)ホットリンクコンサルティングが展開する中国インバウンド消費動向に特化したサービス、米Socialgistのデータ販売事業が含まれている。

このうちデータプラットフォームサービスの初期導入費用は50万円、月額利用料金はリクエスト数に応じた従量課金制となっており、およそ10~300万円のレンジで利用されている。一方、2015年5月から販売を開始した中国インバウンド消費動向に特化したサービスは、月額8万円で提供している。

また、米国子会社のSocialgistは、世界中のブログ、掲示板、Q&A、レビューサイト等のソーシャルメディアデータの収集・提供サービスを行っている。世界で唯一、中国版Twitterと呼ばれる「Weibo」のデータへのフルアクセス権の販売ライセンスを取得していることが特徴となっている。現在のSocialgistの売上高の3割強は「Weibo」のデータ販売で占められている。顧客は世界の大手ソーシャル・ビッグデータ分析、マーケティングプラットフォーム、CRM、BI等のツールベンダーのほか、金融機関や政府との取引実績も持つ。

(2)同社の強み

ホットリンク<3680>の強みは、Socialgistを子会社化したことで世界最大のソーシャルメディアデータ流通企業としての地位を確立したことに加えて、世界レベルのビッグデータ解析技術やSocialgistの高いデータストリーミング技術を持ち合わせていることなどが挙げられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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