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【注目トピックス 日本株】アウトソーシング Research Memo(2):業界最大規模の人材提供数を誇る

2015年10月16日 16:04

■会社概要

(1)事業内容

アウトソーシング<2427>は、製造ライン向けに人材派遣及び業務請負を行う製造系アウトソーシング事業を主力とするほか、設計・開発部門などに技術者派遣等を行う技術系アウトソーシング事業や海外事業も展開している。自動車関連業界に強い顧客基盤を有しており、メーカーの生産効率向上や技術革新に貢献するとともに、M&Aを含めた効果的な人材確保に取り組んできたことが、同社のこれまでの成長を支えてきた。海外を含めた人材提供数(外勤社員数)は2.2万人を超え、業界最大の規模を誇っている(2015年6月末現在)。

事業セグメントは、「製造系アウトソーシング事業」と「技術系アウトソーシング事業」、「海外事業」の3本柱のほか、「管理系アウトソーシング事業」「人材紹介事業」「その他の事業」の6つに区分されている。事業別売上構成比では、製造系アウトソーシング事業が39.0%、技術系アウトソーシング事業が41.0%、海外事業が18.1%となっている(2015年12月期上期実績)。

各事業の概要は以下のとおりである。

「製造系アウトソーシング事業」は、輸送用機器や電気機器などのメーカーの製造工程の外注化ニーズに対応し、人材派遣及び業務請負を行う事業である。創業時からの主力事業であり、足元の業績は堅調であるが、景気変動(生産変動)の影響を受けやすいうえ、中長期的には国内市場の縮小が予想されている。同社では独自のPEOスキームを活用することで、新たな領域での人材ニーズの創出と顧客の囲い込みにより、日本の安定雇用の役割を担うとともに持続的な成長を目指す方針である。

「技術系アウトソーシング事業」は、輸送用機器や電気機器のほか、IT、建設、医療、半導体など、幅広い分野のメーカーとの取引を通じて、設計・開発・実験・評価工程での高度な技術・ノウハウを提供するサービスを人材派遣及び業務請負にて提供する事業である。特に、市場規模が大きい上に、更なる市場拡大が見込めるIT及び建設分野の強化に取り組んでおり、独自のスクール事業による人材育成(一般作業員からのキャリアチェンジを含む)などにより、既に4,000名を超える技術者を擁する国内有数の技術系アウトソーシング事業集団となっている。

「管理系アウトソーシング事業」は、グループ子会社の(株)ORJを中心に、メーカーが直接雇用する期間社員採用後の労務管理や社宅管理等に至る管理業務を一括受託するサービスを提供している。今回の改正労働派遣法により派遣活用の利便性が高まる中で、メーカー直接雇用の期間社員活用ニーズは縮小する方向にあると考えられる。

「人材紹介事業」は、グループ子会社の(株)ORJを中心に、採用計画から募集、面接などの問題を一手に引き受け、人材確保及び紹介を行うサービスを提供している。

「海外事業」は、グループ子会社の(株)OSインターネショナルを中心に、アジア諸国のグループ各社との連携による人材ネットワークを構築しており、新興国市場に生産拠点の移管を進める日系メーカーの人材ニーズに対応してきた。今後は、金融システムIT分野での欧州進出や米軍基地のアウトソーシングニーズへ対応する形での環太平洋地域への展開などにより、事業領域の拡充や地域分散を図る方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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