投資

吉野家、マクド、日清、アサヒ、サッポロ…食べ物系株主優待

経済見通しをふまえたうえで先読み資産防衛術を紹介する『マネーポスト』の好評連載「森永卓郎のサバイバル資産防衛術」。今回は、森永氏が「投資初心者に最適」という注目の株主優待銘柄を紹介する。

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私の注目する優待銘柄をピックアップしてみます。まずは、食品業界や外食業界などの食べ物系。食品業界の株主優待は、自社グループ商品の詰め合わせセットがもらえるケースが多いのが特徴です。

中でも注目は、日清食品ホールディングスとカゴメ。優待品の自社製品の詰め合わせセット自体は金額的にも利回り的にも高いものではありませんが、とにかく大きな箱に入って届くので、思わぬ利益実感が味わえます。

特にカゴメは、セットに鍋のスープの素が入っていたり、主婦を喜ばせるような商品構成になっていて、女性に大人気のようです。一方、日清食品はカップヌードルなど、どちらかといえば男性に人気の高い商品が入っています。

アサヒグループホールディングスは、ここでしか手に入らないアサヒビールの株主限定オリジナルビールがもらえます。サッポロホールディングスも「サッポロ生ビール黒ラベル」や「ヱビスビール」などの詰め合わせセットが自宅に届くので、どちらもビール好きの人には利益実感が大きいでしょう。

外食業界では、「手作り居酒屋甘太郎」や「牛角」などを展開するコロワイド。単元株(500株)保有で年間4万円分の優待食事券がもらえ、優待利回りは8%超の高さ。よく利用する人は注目です。

また、外食系の株主優待で王道銘柄として外せないのが、吉野家ホールディングスと日本マクドナルドホールディングスです。どちらも普段よく利用する人は多いと思いますが、特に吉野家は、2月1日から米国産牛肉の輸入規制が月齢20か月から30か月に緩和されたため、牛丼の味が革命的に改善されると思われるので、業績にも追い風となりそうです。

※マネーポスト2013年春号

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