投資

Wi-FiとLTEを組み合わせた新サービスで上昇期待高まるIPO株

昨年11月以後株価上昇が続くなか、さらに上値を追えるような株はどこにあるのか。フィスコ・リサーチレポーターの三井智映子氏がいま注目しているのは、「ワイヤレスゲート」(東証マザーズ・9419)だという。

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2012年7月にIPO(新規上場)したワイヤレスゲートは、新たな成長戦略を打ち続けていることを材料に、大化け期待が高まっている。同社は、複数の通信事業者からインフラを借り受け、通信サービスを組み合わせて提供している。特にWi-Fiサービスは業界トップシェアで、筆頭株主のヨドバシカメラが主な取次店となっている。

スマートフォンの普及拡大と無線LANのインフラ整備が進む中、同社サービスへの契約加入者は35万人を突破し、2010年初めの9.9万人から3年で3倍超に拡大。今もなお年率2桁ペースの成長が続く。

さらに、同社は2012年12月から、NTTドコモの回線を借り受け、サービスエリアの広さで強みを持つWi-FiとLTE(携帯電話の高速通信規格)の高速通信サービスを組み合わせた新サービスを開始。加えて、契約者拡大を進めるために住友商事と業務提携を結んで販路拡大を図ったため、同社のサービス契約者は一段と拡大が見込まれる。

そのため、今後も当面は契約加入者数も年率2桁ペースで伸びると予想され、利益ベースでも2桁増益が続きそうだ。

【プロフィール】
●みつい・ちえこ:1982年生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中よりタレントとして活躍。いち消費者とアナリストの中間的な存在として、より身近に株式、金融、経済の情報を伝える。

※マネーポスト2013年春号

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