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【注目トピックス 日本株】ビューティ花壇 Research Memo(1):2016年6月期は大幅営業増益、業績回復に向け構造改革進める

2015年10月21日 16:00

ビューティ花壇<3041>は、葬儀の際に利用される生花祭壇等の企画・制作・設営を主力として、生花卸売やブライダル装花を含めた生花事業をコア事業としている。また、M&Aを軸とした周辺事業の取り込みによる規模拡大と提案力向上にも積極的に取り組んできた。同社の特長は、技術難易度の高いデザイン性による差別化と、独自の調達ルートや大量仕入れを活かした価格競争力にある。ただ、生花祭壇のパイオニアとして新たな技術を生み出し、広く一般に生花祭壇を普及させることで「業界のリーディングカンパニー」として成長してきた同社であるが、関東エリアを中心として急速に単価下落が進んでいることや、円安に伴う仕入原価の高騰等により業績はやや伸び悩んでいる。

2015年6月期の業績は、売上高が前期比1.0%減の6,617百万円、営業利益が同504.8%増の113百万円と微減収ながら大幅な増益となった。ただ、厳しい外部環境が続くなかで、売上高、各利益ともに計画を下回る着地となった。

同社は、外部環境の変化による業績悪化への対応を図るため、前期(2015年6月期)から中期経営計画「Revival & Growth 2017」に基づく業績の回復と向上に取り組んでいるが、計画策定時点と比べて、外部環境がさらに悪化していることや、「土木・建設事業」から撤退したことなどを踏まえ、新たな中期経営計画を公表した。生産や販売規模、原料調達などの物量を拡大させるとともに、長年培ってきた技術力を活かした製造プロセスの効率化による低コスト化を実現し、その結果として市場シェアを拡大する「業界のコストリーダー」としての戦略をより強く打ち出している。特に、生産から加工、販売の統合によるサプライチェーンの構築や大量物流の実現などにより、生花卸売事業が業績の伸びをけん引する計画であり、2018年6月期の目標として、売上高7,664百万円、営業利益208百万円を掲げている。

新中期経営計画の初年度となる2016年6月期の業績予想について同社は、売上高を前期比4.8%減の6,300百万円、営業利益を同50.0%増の170百万円と見込んでいる。「土木・建設事業」からの撤退により減収となるものの、各事業はそれぞれ伸長する見通しである。特に、生花卸売事業が前期に連結化したマイ・サクセス(株)とのシナジー創出等により大きく伸びる想定となっているようだ。弊社では、引き続き、構造改革の進捗と業績回復への足取りなどに注目している。

■Check Point
・2015年6月期はわずかに減収ながら大幅な営業増益
・2016年6月期は生花卸売事業が業績の伸びをけん引する見込み
・中期経営計画にて業績回復に向けた構造改革を推進

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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