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【注目トピックス 日本株】ティー・ワイ・オー Research Memo(3):事業再編を進め業績はV字回復、2014年に東証1部へ指定

2015年10月28日 16:03

■会社概要

(2)沿革

ティー・ワイ・オー<4358>は、1982年4月に東京都港区六本木においてCM制作会社として設立された。大手CM制作会社3社の中では後発となる。現代表取締役社長の吉田博昭(よしだひろあき)氏が、早川和良(はやかわかずよし)氏(現専務取締役)を含む5名のCMクリエイターとともに、「クリエイターの、クリエイターによる、クリエイターのための理想の会社づくり」という夢を掲げて同社を立ち上げた。

設立以来、同社の強みであるクリエイティブ力を発揮することで順調に事業を軌道に乗せ、1987年に制作したCMが「カンヌ国際広告映画祭」で金賞を受賞(1992年に再受賞)した。1989年には日本のCM界の最高の栄誉である「全日本CM大賞」を受賞(1990年に再受賞)した。

一方、更なる成長を目指すため、エンターテインメント映像分野(ゲーム・音楽・テレビ番組等)への参入を図り、1994年にコンピュータ・グラフィック制作事業、1995年にゲームソフト事業、2000年には音楽関連映像制作事業を開始して業容を拡大。2002年にJASDAQへ上場を果たした。

その後も、積極的なM&Aや会社設立等により事業領域の拡充を進め、2002年にWeb制作事業、2003年にキャラクター制作事業とアニメーション事業、2006年に放送番組制作事業を開始。2007年には経営難に陥っていた(株)円谷プロダクションをグループ化した(ただし、2010年に保有株51.0%すべてをフィールズ<2767>に譲渡し連結除外)。

しかし、安定的な広告制作事業に比べ、ハイリスク・ハイリターン型のエンターテインメントビジネスが、景気後退の影響も重なって業績の足を引っ張る要因となった。2009年にはゲームソフト事業から撤退するなど、不採算部門の整理と本業回帰による事業再編を矢継ぎ早に進めた。その対応策が奏功して、財務基盤の強化及び収益性の向上が図られたことから業績はV字回復し、2013年10月に東証2部へ市場変更すると、2014年1月には東証1部へ指定となった。

同社の社名は、IATA(国際航空運送協会)が「東京」を表すために用いる都市コード「TYO」を由来としている。クリエイターがクリエイティブ・ビジネス都市「TYO」を目指して集まってほしい、世界にメッセージを発信するような日本を代表する「東京」のプロダクションになろう、という気持ちが込められている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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