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水上紀行のFXニュースフラッシュ

【水上紀行のFXニュースフラッシュ】需給の変化が統計にも

2015年11月20日 10:23

財務省が昨日発表した10月の貿易統計によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1,115億円の黒字でした。

これにより、7カ月ぶりに貿易黒字に転じたことになります。

黒字になった原因としては、原油安で原油や液化天然ガス(LNG)などのエネルギーの輸入額が1割超減った影響が大きかったもようです。

前年同月は7,417億円の赤字でしたので、貿易収支が赤字から黒字へ大幅に改善していることがわかります。

ただし、中国の景気減速を背景にアジア向けの輸出は低迷し、そのため、輸出額は円安の支えがあっても、14カ月ぶりにマイナスに転じています。

しかし、トータルして考えれば、中国の景気減速による輸出の後退はあっても、それ以上に原油安による輸入額が減ったことが大きく影響して、貿易収支が黒字になったということは、実に意義深いものがあります。

つまり、単月ベースとはいえ、赤字から黒字に転換してきているということは、貿易赤字の時のドルの下支えがなくなり、さらに黒字が続くようになれば、今度は貿易黒字によるドル売りが恒常化することになって、実際為替相場でもドルの上値が重くなるということです。

したがって、今後の貿易収支の趨勢を見ていくことは、ドル/円相場を見ていく上では、大変大事なことです。

少なくとも、今の段階では、貿易赤字に伴う昨年の同時期のような、吹き上げるようなドル買いは出ないものと思われます。

したがって、ドル/円は、現状水準を保ちきれなくなればストンと落ちることになると見ています。

各通貨の詳細な分析および具体的なターゲットはメールマガジン「FXマーケットフォーカスト」にて。
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