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【注目トピックス 市況・概況】為替週間見通し:ドル・円はもみあいか、米利上げペースを見極める展開

2015年11月21日 15:12

■米利上げペースを巡る思惑でドルは上げ渋る

先週のドル・円は上げ渋り。13日夜(日本時間14日早朝)にパリ市内で発生した同時多発テロを受けてドルは一時122円23銭まで下げたが、欧州各国のテロ対策が評価されたことでテロ攻撃に対する過剰な警戒感は低下し、ドルは反転。18日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)(10月27-28日開催分)の議事録には「ほとんどのメンバーが12月までに利上げ条件が満たされる可能性がある」との記述が含まれていたことから、ドルは一時123円76銭まで買われた。

しかしながら、米国の利上げは緩やかなペースで進められるとの見方がまもなく広がったことでドル上昇は一服。米政策金利が大幅に上昇する可能性は低いとの見方が強まり、週後半のドル・円は123円前後でもみあう展開となった。取引レンジは122円23銭-123円76銭。

■ドル・円はもみあいか、米利上げペースを見極める展開

今週のドル・円はもみあいか。米12月利上げが確実視されるなか、利上げペースに影響を与える経済指標や米当局者の発言などが注目されそうだ。7-9月期国内総生産(GDP)改定値や10月個人消費支出に対する市場の関心はまずまず高いことから、これらの指標が予想を下回った場合、利上げペースは鈍化するとの思惑が広がり、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

なお、27日発表の10月全国消費者物価コア指数(日本)が予想を上回った場合、日本銀行による早期追加緩和期待は大きく後退するとの声が聞かれている。しかしながら、日米金利差の拡大を見込んだドル買いがただちに縮小する状況ではないとみられており、ドルは122円前後で下げ渋るとの見方が多い。

【米7-9月期実質国内総生産(改定値)】(24日発表予定)
米7-9月期四半期実質国内総生産(改定値)(前期比年率)は速報値+1.5%に対し、+2.0%への上方修正が見込まれている。12月利上げ実施後のペースを見極める手掛かりとして注目される。利上げは確実視されているため、改定値の内容が低調でもドル売りが強まることはなさそうだ。大幅に上方修正された場合は、ドル買いが強まる可能性がある。

【米10月個人消費支出】(25日発表予定)
9月実績は+0.1%、10月の市場予想は+0.3%。予想を下回り、個人消費の弱さが意識された場合、利上げペースは極めてゆるやかになるとの思惑が浮上し、ドル売り材料となりそうだ。

予想レンジ:121円50銭-124円50銭

<FA>

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