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大量購入されたアイドルCDの行方 布教か、廃棄か、リサイクルか

多くのアイドルファンが処理に困るという大量のCD

 10月に、AKB48のCD585枚を福岡県太宰府市内の山中に廃棄したとして、同市に住む30代の男性会社員が廃棄物処理法違反容疑で逮捕されるという事件があった。AKB48の「選抜総選挙」の投票券目的で購入したCDの処分に困ったため、捨てたのだという。

 付録となっている投票券や握手券のために、同じCDを大量に購入するアイドルファンは少なくない。30代アイドルファンの男性Kさんはこう話す。

「最近のアイドル業界では、CD購入者特典は握手会だけでなく、チェキ会、サイン会、ミニライブなどたくさん種類があります。そういった特典会に参加するために必要なCD購入数はそれぞれ異なっていて、たとえば握手会なら1枚、ミニライブなら1枚、チェキ会はCD2枚、メンバー全員とのチェキならCD5枚…といった感じです。その全部に参加しようとすると、同じCDを大量に買うことになります。

 また、握手会の場合は1枚あたりの時間は10秒くらいだったとしても、何十枚も買って一度にたくさんの握手券を使えば、その分だけ長い時間握手できます。例えば、メンバーと10分間話をするために、握手券50枚を同時に出すということもありますね。そういった特典会に参加するのがアイドルファンの楽しみ方になっているので、結果的に大量のCDが残るわけです」

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