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【注目トピックス 日本株】ヘリオス テクノ Research Memo(3):露光装置光源とLED製品がけん引役となって収益水準を維持

2015年12月7日 16:27

■事業部門別の動向

(2)ランプ事業

a)ランプ事業の詳細
ランプ事業はフェニックス電機と販売会社の(株)ルクスの2社が担当している。ランプは光源のタイプ別や用途別に様々に分類することができるが、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>は現状、プロジェクター用ランプ、ハロゲンランプ、商品、LEDランプ、露光装置用光源の5つのサブセグメントに分けて管理している。

5,6年前まではプロジェクター用ランプが稼ぎ頭であった。これは2000年代初頭に背面投射型プロジェクターが大画面テレビとして米国を中心に急激に販売を伸ばしたためだ。しかし大画面テレビの主流はすぐに液晶テレビに移り変わったため、現在ではプロジェクター用ランプ需要は代替需要中心となってしまい、売上高の規模も一時の4分の1にまで低下している。

ハロゲンランプ、商品、LEDランプは用途としては店舗などの照明用途が中心だ。過去からのトレンドで明白なように、主力はLEDへと移っている。同社はLEDチップを外部から購入して照明製品を製造しているが、現在までに代替製品のラインナップを完了させている。

ランプ事業の中でLED製品と並んで成長トレンドを歩んでいるのが露光装置用光源だ。同社は、液晶パネルのカラーフィルターを製造するための露光装置向けの光源を製造販売している。新規装置向けには、光源(ランプ)とその筐体を一体化して“光源ユニット(MLS)”として、露光装置メーカーに出荷する。また、既存の製造装置に対しては、補修用として光源だけを販売している。カラーフィルター用露光装置メーカーは、現状では2社寡占体制となっており、同社はそのうちの1社に新規用ユニットと補修用光源を販売しているという状況だ。

b)ランプ事業セグメントの業績動向
ヘリオス テクノ ホールディングとして再出発後は、ランプ事業の売上高は直近では2011年3月期がピークで6,043百万円を記録した。その後はプロジェクター用ランプの落ち込みをLED製品や露光装置用光源の成長でカバーしているが4,000百万円前後での推移が続いている。

同社は2016年3月期のランプ事業セグメントの売上高を4,020百万円(前期比2.3%増)と予想している。期初の段階では5,075百万円を予想していたが、そこから下方修正となった。各ランプ製品の売上高がいずれも若干下方修正されたことに加え、大手アミューズメント事業者から受注した店舗施設のLED照明更新の大口受注が、全体として上期から下期にずれ込んだ影響が大きいと弊社ではみている。

ランプ事業の今後は、露光装置光源への依存度が高くなると弊社ではみている。この製品に対する需要ドライバは、中国における液晶パネル製造ラインへの投資と、液晶パネル生産高だ。最近の調査によると、世界的には液晶テレビの需要は頭打ち傾向にあるものの、生産地の中国シフトの動きはまだ旺盛なため、中国国内における液晶パネルの製造ラインへの投資は活況が続いている。この点は、後述する製造装置事業にも大きな影響を与える重要なポイントだ。露光装置用光源については、同社は2015年度については大型の確定受注が複数ある状況だ。また、2016年と2017年についても大型受注案件の商談が各年4件~5件規模存在している。この露光装置光源とLED製品がけん引役となって、同社のランプ事業は現状の収益水準を維持していくものと弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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