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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:新債券王は昨年以上に悲観的、米国製造業は既に景気後退入りと

2016年1月14日 7:12

新債券王として知られる米資産運用会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は2016年初のプレゼンテーションで、昨年にも増して悲観的な見通しを示した。同氏は、「資源価格の下落は中国経済が弱い証拠」で、「人民銀行の介入にもかかわらず人民元の一段の下落につながる」との見解を示した。また、「連邦準備制度理事会(FRB)の利上げは存在しないインフレとの戦いで国内総生産(GDP)の成長に打撃を与える」ほか、原油安が中東の政策の不安定につながる可能性を警告した。

2016年の世界経済も1.9%成長にとどまり、米国の製造業はすでに景気後退入りしたとの見方。もし、サービスセクターが悪化した場合、米国経済が景気後退に陥る確率は50%に達する可能性を警告した。株式相場も2016年末にかけて“買いの好機”が訪れるまで、第1四半期の状況は悪いだろうと慎重。また、原油安は中東などでのさらなる政治的不安定につながる可能性があるものの、大統領選挙を11月に控えた米国はこういった中東の地政学的リスク上昇に対しての軍事的行動を控えることになるとした。ただ、ガンドラック氏は悲観的な見通しを示す一方で、原油価格に関しては12年ぶりの安値を更新後、短期的に45ドル前後まで戻す可能性を指摘した。

一方で、フィッシャー米FRB副議長をはじめとしてFOMCの高官は現在のところ2016年に入っても米国経済は年4回の利上げが妥当だとの見解を維持。2016年のFOMC投票権を有しハト派として知られるボストン連銀のローゼングレン総裁でさえも「FOMCの金利予測には下振れリスクがある」としながらも、「FRBと市場の見解が相違することはまれではない」としたほか、「市場の見解を考慮しFRBが政策決定をするわけではない」と強調している。世界経済や金融市場における不透明感は依然強く、投資家はしばらく様子見姿勢を続ける可能性がある。

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