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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:ECBの3月追加緩和、決め込むのは危険

2016年2月3日 7:14

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ理事は米ウォールストリートジャーナル(WSJ)紙とのインタビューで、市場にある欧州中央銀行(ECB)の追加緩和への過剰な期待を払拭させるよう努めた。同理事はECBが3月の定例理事会で追加緩和を導入する可能性は十分にあるものの、全て状況次第となるため確実視することに対して警鐘を鳴らした。ECBは会合ごとに経済の見直しを行い、新たな見通しを示す。したがって、方針が適切であるかどうかを再考することは明確だと指摘した。市場の見通しには助けられることもあるが、我々の行動を決定するわけではないと強調した。

欧州中央銀行(ECB)は12月の定例理事会で預金金利を10ベーシスポイント引き下げ、量的緩和(QE)プログラムの期日を当初の2016年9月から6ヶ月延長したほか、資産購入プログラムで対象となる資産の種類を拡大。しかし、その後もユーロ圏のインフレに回復する兆候は見られず、加えて、年初からのチャイナショックや原油価格の一段の下落を受けて、景気やインフレ見通しも一段と悪化した。ドラギ総裁は1月の理事会後の記者会見で、3月会合で現行の政策を見直し、再考する可能性を示唆。このため追加緩和観測が広がり、ドイツ連邦債の5年物はマイナス水準に低下した。

ただ、12月会合前、量的緩和(QE)の規模拡大や預金金利の大幅な利下げ予想もあったが、ECBの12月会合での決定は期待ほど積極的なものとはならずユーロの買戻しが加速した。ユーロ・ドルは1.05ドル台前半から1.10ドル台まで急伸した。

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