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【注目トピックス 日本株】ソフトブレーン Research Memo(5):マルチデバイス戦略としてウェアラブル端末への対応に向けた開発

2016年3月15日 16:25

■今後の見通し

(1) 2016年12月期見通し

ソフトブレーン<4779>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比14.4%増の7,000百万円、営業利益が同3.2%増の700百万円、経常利益が同3.1%増の700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.8%増の380百万円となる見通し。売上高に関しては、主力2事業を中心に2ケタ成長が続く見通しだが、営業利益についてはフィールドマーケティング事業の事業構造変化に加えて、開発・人材及び基幹システムへの投資を積極化することで、3%台の増益を見込んでいる。とりわけ、人員については臨時社員も含めて前期の795名から1,000名弱と大幅増員する計画となっている。

○eセールスマネージャー関連事業
「eセールスマネージャー」については今期も「使い勝手No.1のSFA/CRM」を目指して機能の拡充とサービス体制の強化を進めていくほか、中小企業などボリュームゾーンの開拓にも注力していく方針だ。機能面では、2015年12月に端末画面の地図上で訪問計画や活動報告が簡単にできる地図機能を強化したのに続き、2016年1月には他社製のスケジュール管理システムと連携するクラウドサービスを開始した。今期はその他にもグループウェア機能の強化や、ビジネス向けSNSへの対応も進めていく予定となっている。一方、サービス面では24時間365日多言語のグローバルサポートを構築していくほか、セキュリティ体制強化に向けた投資も計画している。

また、今期は最新技術としてヒト型ロボットの「Pepper」を活用した未来型受付システム「eレセプションマネージャー」のサービスを開始する予定となっている。同サービスは「eセールスマネージャー」との連携により、顧客情報をもとにした個別の受付応対が可能な受付業務サービスとなる。2016年1月に開催されたソフトバンクグループ主催の展示会「Pepper World 2016」では来場客から高い評価を得ており、今後の展開が注目される。また、同社では今後も「eレセプションマネージャー」の機能向上を進めていく方針で、将来的には顧客に最適な提案をし、その反応をもとに営業に商談を引き継ぐと言った機能を持つサービスまで進化していくことを目指している。

そのほか、マルチデバイス戦略として今期は「eセールスマネージャー」のウェアラブル端末への対応に向けた開発も進めていく予定となっている。同社ではスマートフォンやタブレット端末への対応を早期に実現し、顧客の拡大につなげてきた実績があるが、利用可能なデバイスをさらに広げることでユーザーの利便性向上を図り、顧客獲得につなげていく。

営業支援ソフトの国内での導入企業数は約2万社と言われている。法人企業数は全体で約300万社、このうち200万社程度は導入可能な潜在顧客と同社では見ており、普及率としてはまだ1%程度に過ぎない。今後のさらに「使い勝手No.1」に向けた機能拡充等を進めていくことで、こうした潜在顧客を取り込んでいく方針で、同事業の成長ポテンシャルは大きいと言えよう。

○フィールドマーケティング事業
フィールドマーケティング事業の売上高は今期も大型受注案件の寄与により、2ケタ増収が続く見通しとなっている。ただ、前期と同様に派遣型の案件比率が高まると見ており、利益率は若干低下する見通しだ。

同社ではラウンダー人材バンクやフィールドサポート業務に対する需要が旺盛で、今後も大型案件の受注獲得が見込まれることから、拠点の拡充と人員体制の強化に取り組んでいる。拠点については従来、東京、大阪、名古屋の3拠点体制であったが、2016年に入って福岡に支店を開設しており、さらに札幌にも開設するかどうか現在、検討中となっている。また、人員体制の強化では高品質なサービス提供と品質管理体制の強化を目的にSV(スーパーバイザー)の増員を引き続き行っていく。

全国に約5.9万にのぼるキャストを配置し、様々な顧客ニーズに対応できる強みを生かして、今後も大手消費財メーカーを中心に受注を獲得し、事業規模を拡大していく見通しだ。将来的にはこれら店頭でのマーケティング事業に、POBなどのWebマーケティング事業を組み合わせ、トータルソリューションサービスとすることで、顧客企業のマーケティング活動において欠かせないパートナー企業として成長していくことが予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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