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【注目トピックス 日本株】ジグソー Research Memo(4):IoTに対する取り組みの速さは他に類を見ないスピードで事業を拡大中

2016年3月16日 15:36

■IoT市場予測と同社の特徴・強みと競合

(1)IoTの市場予測

ジグソー<3914>を巡るIoTの市場環境の見通しは明るいと考えられている。この要因として、近年、ヒトのインターネットからモノのインターネットへのシフトが本格化し始めたことを挙げることができる。ハードウェア(通信機器、センサー等のコモディティ化)にとどまらず、ネットワークやソフトウェアなどインターネットを取り巻くものの技術革新が進展したことにより、IoTを導入、実装化するコストが大幅に低下してきたためだ。

こうしたコスト低下を背景に、足元、パソコンやスマートフォン、タブレットといった従来型の端末だけでなく、M2M、ウェアラブル端末※など様々な「モノ」がインターネットにつながるようになっており、その数は今後飛躍的に伸びることが予想されている。米国IHS社の推定によると、2013年時点で約158億個のモノがインターネットに接続されているが、2020年までに約530億個まで増大すると予想している。加えて、接続するモノの数の増加に合わせて、データ量も飛躍的に増大することが見込まれており、米国IDC社の予測によると、地球上で1年間に生成されるデジタルデータの量は2013年の4.4ZB(4兆4000億GB)から、2020年には44ZB(44兆GB)へと10倍規模に拡大するとしている。

※腕や頭部など、直接体に身に着けて持ち歩くことができる端末。

モノのインターネットの広がりは、情報の収集・蓄積、解析、反映・応用のあらゆる面において革新をもたらし、企業のビジネスや産業構造そのものを大きく変革する可能性があるほか、社会分野のインフラまで及ぶものと予想され、その経済的効果は極めて大きいと考えられており、IDCジャパンによると、世界のIoT市場規模は2020年に365兆円になると予測している。

(2)強みと競合

同社の強みは、1)運用会社でありながらOSメーカーとしてサーバ専用のLinux OSの開発で培ったノウハウ・基盤技術を有すること、2)顧客ニーズをキャッチする直販の営業力があること、3)その技術や営業力を活用することで開発された自動制御、自動運用に関する製品・サービス群を数多く保有し、ストック型でサービスを提供していること、4)社内で徹底したノウハウの共有体制を構築していること、5)モビコムの子会社化によりIoTデバイスそのものへの直接的な関与が可能となったほか、エッジまで対象領域を拡大し、IoTデータ・コントロールに関連した様々なサービスを提供できる体制を業界に先駆けて構築していること、—などを挙げることができる

競合については、時間と技術さえあればどこの企業も競合相手になる可能性があると同社はコメントしているが、他社を寄せつけないスピード感を持ってIoTに取り組んでいる企業は、現状では同社以外には見られない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

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