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【注目トピックス 日本株】テックファーム Research Memo(2):ソフトウェア受託開発事業と自動車アフターマーケット事業が2本柱

2016年3月25日 16:03

■事業概要

テックファームホールディングス<3625>はモバイル関連のアプリケーションやミドルウェアなどの受託開発から、保守・運用、分析、コンサルティングまでを手掛けるテックファーム、米カジノ向け電子決済事業を進めるPrism、2015年3月に子会社化した自動車アフターマーケット向け業務支援システムを展開しているEBEを傘下に置く持株会社となる。

事業セグメントはソフトウェア受託開発事業と自動車アフターマーケット事業の2つに区分されており、ソフトウェア受託開発事業にテックファームとPrismが、自動車アフターマーケット事業にEBEの事業が含まれている。

○テックファーム
テックファームの強みは、システム開発から保守・運用、コンサルティングまでワンストップでサービスを提供できる点にある。とりわけモバイル分野での知見が深く、顧客企業が求める様々なニーズに対応できるシステム開発力や、無線通信分野における技術力を保有している。顧客数は現在170社程度で、このうち上位20社で売上高の約80%を占める。主力顧客はNTTドコモ<9437>で、2016年6月期第2四半期累計のソフトウェア受託開発事業における売上構成比は22%となっている

○Prism
Prismは米国カジノ市場向けモバイル電子決済サービスの事業開発・運営を目的に2014年3月に設立された100%子会社となる。2015年9月には米国のカジノ・ゲーミング業界の展示会「Global Gaming Expo」で、同社と日本金銭機械<6418>の米子会社、及びゲームマシン、ATM端末の大手メーカーである米Everi Holdings Inc.の3社で共同開発したカジノフロア向けモバイル決済ソリューションを発表し、システムもほぼ完成した。現在は米国内でのフィールドテスト開始に向けて、現地レギュレータ(規制等を定めるカジノ協会)と交渉を進めている段階にある。

○EBE
EBEは2015年3月の株式取得(出資比率67.5%)により子会社化した企業で、自動車アフターマーケット向けに特化した業務支援ソフトの開発・販売、及び保守・コンサルティングサービスを展開している。主要顧客は整備業者や鈑金業者、中古車販売事業者などで、顧客数は約1,100社にのぼる。

自動車アフターマーケットでは、過去に販売された自動車の膨大な部品データ(種類や価格など)をベースに、部品交換や修理等の整備コスト、あるいは中古車の販売価格などの見積もりを行っているが、同社ではこれら部品をデータベース化して見積もり作業の効率化を図る業務支援ソフトの開発・販売を行っている。競合はブロードリーフ<3673>、タジマ、ディーアイシージャパンなどで、同社は業界3位グループに位置するが、今後はテックファームが持つモバイル関連のシステム開発技術と融合することで利便性の高いソフトやソリューションサービスを開発し、業界シェアの拡大を進めていく戦略となっている。

なお、株式取得に伴って発生したのれんの金額は1,007百万円で、今後12年間での均等償却となり、年間で83百万円ののれん償却が発生することになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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