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【注目トピックス 日本株】サイバネット Research Memo(5):2020年度に売上高300億円、営業利益30億円を目指す

2016年3月30日 16:58

■業績動向

(1)過去業績と新中期経営計画

○過去の業績動向
サイバネットシステム<4312>の過去の業績について見ると、CAEソフトウェアの種類の広がりを背景に自動車、電気機器、精密機器、産業機械等を中心に利用する企業が増加したことに加えて、同社が行ったM&Aによるシナジーや事業領域の拡大などがプラス寄与し、2008年3月期まで順調に拡大した。

しかし、2009年3月期にリーマンショックによる世界的な景気悪化に伴う製造業の投資抑制の動きが鮮明となったこと、2010年3月期には主力商品の開発ベンダーであるMathWorksとの販売代理店契約が2009年6月末で終了したことがマイナス要因として働いた、ことなどから、2009年3月期以降業績は悪化、低迷する格好となった。

○新中期経営計画2015年−2020年(3年×2)の概要
こうした状況下で同社は2015年春、2015年から2020年の6年にわたる中期経営計画を策定、公表した。同社はユーザーの「First Contact Company」としてふさわしい会社となるために、ユーザーに最適なソリューションを提供するSI(Solution Integrator)になることを目指している。

その計画期間は異例の6年間となっており、前期(2015年−2017年:目標は営業利益率8%以上)と、後期(2018年−2020年:目標は連結売上高300億円超、連結営業利益30億円(営業利益率10%超))に分かれており、その基本戦略は、1)同社独自の価値の提供、2)自動車関連分野への注力、3)パートナーとの連携強化の3点。なお、売上高300億円の達成に当たって、M&Aによるテスト・計測分野への参入を視野に入れており、前期はその調査等の準備期間としての位置付けとなっている。

a)同社独自の価値の提供
同社はこれまで、3D CAE(3次元形状をもとに解析を行う手法)におけるMDS(マルチドメインソリューション:電気・熱など異なる分野をまたがって解析する手法)を推進してきた。足元、1D CAE(対象とする製品やシステムなどの機能を数学モデル(数式)で表現し、評価解析する手法)の需要が増加しており、1D CAEと3D CAEを連携させたMDSに取り組む。加えて、ものづくりの工期短縮、経費削減が課題となるなかで、テスト・計測ソリューションに参入し、CAE +テスト・計測ソリューションによる拡大MDSにも取り組む方針。2014年12月期に127億円であったCAE +テスト・計測ソリューション事業の売上高を2020年に259億円へ拡大させることを目標としている。

b)自動車関連分野に注力
ADAS※1やIoT※2との連携などにより、ますます高度化・高精度化する自動車関連分野に対して、同社独自の技術を用いたコンサルテーションを通じ、ユーザーにとって最適なソリューションを提供することで2014年12月期に15億円であった国内の自動車関連向けの売上高を2020年12月期には約50億円まで拡大させる計画。

※1 ADAS:Advanced Driving Assistant Systemの略。運転手の支援や運転技術の補完、さらに運転の代理までも行う、先進運転支援システムのこと。
※2 Internet of Things:様々な「モノ」がインターネットに接続され、相互に通信し合う仕組みのこと。

c)パートナーとの連携強化
グローバルな販売戦略については、各地域でパートナー、及びグループ間の連携を強化することで販売の拡大を図る。また、国内販売についても、同社単独でリーチできない地域に対しては、地場の商社などとの連携を強化することで対応する。さらに、CAD、CAE、EDA、PLM※ベンダーに対して開発子会社3社の製品のOEM提供を積極的に推進する。

※Product Lifecycle Management:製品に関するマーケティング、企画、製造から販売、保守、廃棄までのライフサイクル全般にわたる情報、製造・販売コストや部品供給会社など外部の関連情報までを包括的に管理すること。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

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