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【オープニングコメント】新年度入り期待も中国市場の波乱を警戒

2016年4月1日 8:51

 1日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。3月31日の米国市場では、1日の雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードの中、NYダウは小幅に下落している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の16765円だった。ADRの日本株は高安まちまちであり、方向感が掴みづらいだろう。

 日銀短観(企業短期経済観測調査)について、民間のシンクタンクなどの予測では、新興国経済の減速に加え円高の影響で、大企業の製造業の景気判断は悪化すると予測している。先行き不透明ななか、政策期待が高まるよりは、相場全体への重しになりやすい。

 また、名実共に新年度相場入りとなり、年金等の資金流入が期待される一方で、機関投資家等による新年度入り以降の利益確定も警戒されるところ。日経平均は前日の下げで価格帯別出来高が膨らんでいる16900-17100円のレンジを下回っていることもあり、戻り待ちの売り圧力も意識されやすい。

 米雇用統計を控えていることもあり、新年度入りとはいえ、積極的な売買は手控えられやすい。また、雇用統計の結果については強気な見方が増えているが、それでも早期利上げ観測にはつながらないとみられており、円相場についても円高傾向に振れやすい需給状況であろう。

 さらに、米S&Pは中国国債の長期信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表。改革の遅れを見込んでおり、今後、格下げの可能性がある。中国では3月の製造業PMI、非製造業PMI、財新製造業PMIの発表が予定されている。弱い内容となれば、波乱の影響が波及する可能性も警戒しておきたいところである。

 物色としては、個別対応に向かいやすく、新年度入り以降の政策を意識したテーマ株での値幅取りが中心になりそうだ。

<AK>

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