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【注目トピックス 日本株】3Dマトリック Research Memo(2):事業収益72百万円、営業損失1,368百万円で着地

2016年4月4日 7:47

■業績動向

(1) 2016年4月期第3四半期累計の業績概要

3月15日付で発表されたスリー・ディー・マトリックス<7777>の2016年4月期第3四半期累計の連結業績は、事業収益が72百万円、営業損失が1,368百万円となった。事業収益としては、主に止血材の欧州・アジアにおける販売で44百万円、韓国のDaewoong Pharmaceutical Co.,Ltd.(以下、デウン)とのASEAN地域(タイ、ベトナム、フィリピン)における止血材の独占販売権許諾及び、インドネシアでの販売権許諾に伴う契約一時金収入で28百万円を計上した。

止血材の販売に関しては、欧州で新たにイタリア、北欧で現地代理店と契約を締結し販売活動を開始する予定だ。これで欧州での販売代理店は英国、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、スペイン、北欧と拡大している。また、販売先である医療施設の件数は第2四半期末より第3四半期末にかけても着実に拡大している。期初計画と比較すると遅れ気味となっているが、これは既存製品との比較感による新製品への導入に慎重な姿勢があった点、契約した販売代理店において協業体制の確立に時間を要し、代理店営業の製品習熟が遅れプロモーション活動が十分行えなかった点、担当医師からの評価は良いが、医療施設によっては購買部のアカウント開設手続きに数ヶ月を要する等で販売開始が遅れた点などが主因となっている。

研究開発費は、国内で粘膜隆起材の臨床試験を中断していることもあり、前年同期比119百万円減の483百万円に、また販管費については、経費の見直しを進めたことで同20百万円減の890百万円となった。この結果、営業損失は同145百万円縮小した。営業外で前年同期に計上した為替差益131百万円がなくなったため、経常損失は同19百万円の縮小とほぼ横ばい水準となっている。なお、四半期純損失は1,924百万円と前年同期から337百万円拡大した。特別利益として新株予約権戻入益を48百万円計上する一方で、特別損失として減損損失432百万円、米国子会社ののれん一括償却額134百万円を計上したことによる。減損損失は特許実施権等で約213百万円、特許に関する長期前払費用等の投資その他資産で約141百万円、有形固定資産で約80百万円となっている。

また、第3四半期(2015年11月−2016年1月)における止血材の新たな進捗としては、11月にブラジルで医療製品登録承認を取得したほか、12月にシンガポールのTransmedic Pte Ltd(以下、Transmedic社)と、シンガポール、マレーシア、ブルネイにおける独占販売権許諾契約を締結(契約金はなし)、2016年1月にオーストラリア、タイで医療製品登録承認を取得するなど、アジア、南米各国において販売に向けた準備が進んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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