住まい・不動産

日本の“暗黙ルール”から解放… 海外移住した女性が得た「新しい自分」

海外移住という選択肢(イメージ)

 SNSには、日本に住んでいることの息苦しさを吐露する者も少なくない。「日本クソ」「日本脱出」「日本の未来に絶望」といった言葉も躍るなか、実際に日本から海外に移住した人はどのような感想を持っているのか。タイに移住したデザイナーの20代女性Aさんは、「解放された」と話す。

「海外に移住して、日本の暗黙の了解とでもいうべき“圧”から解放されたことを実感しています。私は『ちゃんとしていないとダメ』『空気を読め的な同調圧力』『謙虚が美徳』といった感じが嫌いで、学校でも職場でも、ずっと馴染めずにいました」

 もともとAさんは海外旅行が好きで、大学生時代から諸外国をめぐっていた。そのなかでタイを訪れたとき、「空気がゆるい。みんな楽しく働いている」と衝撃を覚えたという。Aさんいわく、それは社会人生活が迫る中で、「社会人としてちゃんとしなきゃ生きていけない」というイメージからはかけ離れたものだった。

 ぜひタイで生活したいと思ったAさんは、美術系の大学を卒業後、アパレル企業で販売員として働きながら、3年間お金を貯めた。上司にも「3年働いたらやめます」と言い切っていたほど、移住に真剣だったという。そんな中、同棲していた恋人とも別れる覚悟でタイへの移住計画を告げると、意外にもあっさり受け入れてくれた。

「無理だと言われるかと思っていたら、『俺もタイに行くわ』と、こちらが拍子抜けするほどでした。しかも、エンジニアの彼は私よりも早く就職先を見つけて、先にタイに行ってしまったんです。その後、私もタイ語を学ぶ語学留学先とデザイン系の求人を見つけ、移住計画が着々と進み始めました」(Aさん)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。