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【注目トピックス 日本株】アイエスビー Research Memo(12):収益基盤として大きく進捗を見せる新事業

2016年4月13日 16:34

■アイ・エス・ビー<9702>の中期経営計画

(2)収益貢献が期待される新事業

a)『L-Share(エル・シェア)』
医療現場ではCT、MRI、内視鏡など様々な機器で画像が撮影され、診断・治療に活用されている。これらの画像を伝送・共有するための規格としてDICOMがあるが、L-Shareはそれに準拠している。小型軽量コンパクトでバッテリでも動作することから、持ち運んでのへき地医療、災害医療など、いつでもどこでも容易かつスムーズな画像確認を可能にする医療ITソリューションシステムである。また、ルータ機能を生かした地域連携の中継用サーバとしても活用できる。

2015年12月期はL-Shareの販売が大きく進捗した。納入事例として、兵庫県災害医療センターにL-Share pPACS、L-Share Viewer、L-Share TimeServerなどから成るシステムを「広域医療搬送拠点用X線撮影装置」の付属機器として納入したことや、名古屋市の(株)トーメーコーポレーションに対し、「マルチプラットフォーム向けL-Shareライブラリ」を納入したことなどがある。画像の伝送・保存・共有におけるL-Shareの有効性は医師・研究者から高く評価されており、学会等での発表や出展なども相次いでいる。医療現場の支援を受けて今後販売実績が伸びていくことが期待される。

b) MDM
MDMはMobile Device Managementの略称だ。MDMの内容はスマートフォンなどのスマート端末を一括で管理するものだ。スマートフォンを紛失した場合にそこに入っている情報を遠隔操作で消去するようなことが典型例だ。類似サービスは通信キャリアによるサービスとしても提供されている。

同社は2015年9月末付でアルテリア・ネットワークス(株)から『VECTANT SDM』ブランドのMDM事業を譲り受け、MDM事業に参入した。同社はかねてよりアルテリア・ネットワークスのMDM事業について開発パートナーとして関与してきた経緯があり、今回の事業譲渡につながった。

VECTANT SDMは、一般のMDMの端末管理機能を発展させ、業務効率向上やコスト削減につながるサービスとして、MAM(モバイルアプリケーションマネジメント)やMCM(モバイルコンテンツマネジメント)と呼ばれる機能を有しているのが特長だ。

VECTANT SDMは多くのユーザーを抱えており、同社はサービスの中核である端末管理やスマートデバイス活用促進のためのサービス提供を行うことになる。一方で、ユーザー獲得の営業活動は従来どおりアルテリア・ネットワークスが前面に立って行う体制だ。

弊社では今回のMDM事業獲得をポジティブに評価している。事業モデルが、同社が拡大を目指すストック型モデルであることや、既に多くのユーザーが存在しているため同社の収益に対して即戦力として貢献できていることなどがその理由だ。MDMは競争も激しいが潜在的ニーズは今後も高まっていくと期待している。

c)『Qt』(キュート)
Qtは新事業展開の項目には含まれていない。しかし、2015年12月期に急成長を遂げ、販売の仕方によってはストック型モデルの実現にも貢献が期待されている。

QtはThe Qt Companyが手掛けるアプリケーション開発キットだ。最大の特徴は1つのソースコードで、複数のOS(Windows、MacOS、Linuxなど)やデバイス(デスクトップ、モバイル機器など)に対応可能な“クロスプラットフォーム”という点だ。

同社は2008年から日本及びベトナムでのQtの正規販売代理店として活動してきた。組込みシステムの領域においてEmbedded Linuxの採用が進むにつれて、アプリ開発ツールとしてのQtの採用事例が加速度的に伸びている状況だ。2015年12月期には大型案件も含めて8件の受注実績を残した。同社では2016年以降も緩やかな成長が維持されると予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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