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【注目トピックス 経済総合】香港証取がCAS再導入、5月からテスト

2016年4月20日 10:27

香港交易所(香港証券取引所:388/HK)は19日、「クロージングオークション・セッション(CAS)」を今年第3四半期(7~9月)に再導入する方針を改めて示した。5月末から6月にかけて運用テストを行う計画だ。
一部メディアはこの日、CASが7月25日に導入されると報じていた。また、「ボラティリティ・コントロール・メカニズム(VCM)」と呼ぶサーキットブレーカー制度についても、同じタイミングでの運用テストが実施される見込み——と伝わっている。
香港証取は昨年7月、VCMとCASの導入を決定。約1年の準備期間を設け、検証を行う方針を明らかにした。VCMとは、プレオープニング・セッションを除く通常取引の時間中、5分間で株価が上下10%以上変動した場合、5分間の取引制限期間(=「クーリングオフ・ピリオド」)を設けるという制度。ハンセン指数とH株指数の構成銘柄を対象とする。VCM発動の1日当たり上限は前場と後場で各1回。また、前場と後場の寄り付き後15分間、大引け前の15分間については、VCM発動の対象時間外とされる。
一方のCASについては、2008年5月に一度導入されたが、09年3月に廃止された経緯がある。同年3月7日、指数ウエート最大のHSBC(5/HK)の株価が同セッション中に急落したことで指数が不安定な値動きを示し、市場に混乱をもたらしたためだ。こうした事態を避けるため、今回はCASの期間中に5%の値幅制限を設ける。CASの終了時間は、現地時間の午後4時10分(日本時間の午後5時10分)に設定された。
香港マーケットでは現在、値幅制限やサーキットブレーカー制度が設けられていない。そのため、株価が乱高下しやすい傾向がある。香港証取はVCM導入計画を発表した際、10年5月6日に米国の株式市場で発生した「フラッシュ・クラッシュ(瞬間暴落)」に言及し、各国で株価変動リスクを防ぐ仕組みが検討されていると説明していた。

【亜州IR】

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