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【注目トピックス 日本株】クリレスHD Research Memo(2):成長性のある様々な業態を積極的なM&Aにより同社成長に取り込む

2016年4月21日 7:59

■事業概要

(1)事業内容

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、ショッピングセンター内のレストラン及びフードコートの運営を主力とするとともに、M&Aにより獲得した居酒屋業態や飲食店業態も展開している。持株会社として、連結子会社13社(その内、海外4社)と非連結子会社1社(台湾)※、関連会社4社(上海、大連、タイ)を束ねている(2016年2月末現在)。

※台湾子会社については今期(2017年2月期)より連結子会社となる予定である。

集客力の高い立地へのこだわりとそれぞれの立地環境(地域特性や顧客属性、競合状況等)に見合った業態の組み合わせによるマルチブランド・マルチロケーション戦略に特徴があり、それが同社の主力事業を支えてきた。また、最近では、成長性のある様々な業態を積極的なM&Aにより同社成長に取り込む「グループ連邦経営」を推進することで高い成長性を実現している。2016年2月末現在の店舗数は約190業態で795店舗となっている。

同社の事業カテゴリーは、1)ショッピングセンター内のレストラン及びフードコートを運営する「CRカテゴリー」、2)居酒屋業態を運営する「SFPカテゴリー」、3)様々な飲食店業態を運営する「専門ブランドカテゴリー」、4)シンガポールや香港等で日本食レストランを運営する「海外カテゴリー」の4つに分類される。主力のCRカテゴリーが売上高の37.8%を占める一方、SFPカテゴリーが34.9%、専門ブランドカテゴリーが24.4%、海外カテゴリーが2.7%を構成している(2016年2月期実績)。

また、立地別店舗数の構成比は、郊外SCが29.6%、都市SCが19.0%、駅前・繁華街が26.3%、ロードサイドが12.8%、駅ビル6.1%、百貨店が3.3%、海外3.0%となっており、従来の商業施設中心からバランスよく分散が図られてきている(2016年2月末現在)。

(2)沿革

同社は、1997年に現代表取締役会長である後藤仁史(ごとうひとし)氏のファミリー企業である(株)徳壽により(株)ヨコスカ・ブルーイング・カンパニーとして設立された(1999年に株式会社クリエイト・レストランツに商号変更)。ただ、実質的な創業としては、1999年に徳壽から洋食レストラン5店舗の営業譲渡を受けて、本格的にレストラン事業を開始したところからスタートしたと言える。2000年には当時三菱商事<8058>の社員であった現代表取締役社長の岡本晴彦(おかもとはるひこ)氏が、社内ベンチャー制度で同社に参画するとともに、三菱商事による資本参加を受ける(三菱商事との資本関係は2012年に解消)。その後、三菱商事による信用力などを後ろ盾としながら、商業施設等への出店を中心とした店舗数の拡大によって成長を加速し、2005年には東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たした(2013年には東京証券取引所第1部へ市場変更)。

また、M&Aにも積極的に取り組んでおり、2007年に日本料理の「吉祥」を傘下に収めると、2010年には持株会社制度へ移行し、「グループ連邦経営」の基盤を築いた。その後、2012年に(株)ルモンデグルメ、2013年にSFPダイニングと(株)イートウォーク、2014年に(株)YUNARI、及び(株)上海美食中心(R21Cuisine(株)より商号変更)、2015年にKRフードサービス、及び(株)アールシー・ジャパンなどを相次いでグループ化している。なお、SFPダイニングについては、2014年12月に東京証券取引所市場第2部へ新規上場(子会社上場)させた。

海外展開については、2008年に上海現地企業と合弁会社を設立したことを皮切りに、2010年に中国、2011年にシンガポール、2012年に香港、2014年に台湾に100%子会社を設立するなど、まだ実験的な段階との位置付けではあるものの、今後の本格展開に向けた下地づくりを進めている。2016年2月には米国展開を目的としてニューヨークにも子会社を設立した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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