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「ストッキング離れ」はなぜ起こった? 働く女性たちの本音を聞いた

今ではストッキングは厄介者?(イメージ)

今ではストッキングは厄介者?(イメージ)

 働く女性をはじめ、多くの女性にとって必需品ともいえるストッキング。消耗品という点も含めて、一定の需要があると思いきや、意外にも苦戦を強いられているようだ。

 レッグウエア大手のアツギは4月19日、2019年3月期の連結業績予想を下方修正。最終損益は31億円の赤字を見込んでいる。ちなみに前期は5億7900万円の黒字。赤字に転落した要因は、年間を通して主力であるレッグウエア商品の販売不振だ。特に最盛期である秋冬期でも、インバウンド需要の減少など消費動向の読み違いが影響し、国内販売が苦戦したという。“ストッキング離れ”ともいえる現象は、なぜ起こっているのか。女性たちに本音を聞いた。

 人材派遣関連会社で営業職の30代女性・Aさんは、スーツにパンプスという格好で取引先を周っている。だが、スーツはいいとしても、パンプスを履くために必須となるストッキングは嫌いだと本音を漏らす。

「素足に靴を履くのは蒸れるから気持ち悪いし、一日が終わる頃には、正直臭くなっていて嫌です。パンツスーツであっても靴下にスニーカーでは会社的にNGなので仕方なく……。秋冬はタイツを履けるので、いいですね。締め付けないし、暖かいし」

 プライベートではストッキングを履く機会はあるのだろうか。

「パンツの時にはソックス。スカートだとしてもストッキングは履かずに、薄いタイツやレギンスを選びがちですね。プライベートで履くのは、友人の結婚式くらい。ストッキングは、伝線したり、何かに引っ掛けたりしてすぐ破れて、外出先でコンビニに駆け込むこともしばしばです。大体一足500円くらいするので、一回履いただけで破れると、そのコスパの悪さに憂鬱になります」(Aさん)

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