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普及するシェアサイクル 愛用者はどう活用しているのか

都市部を中心に普及が進んでいるシェアサイクル

都市部を中心に普及が進んでいるシェアサイクル

 必要な時に共用の自転車を借りることができるシェアサイクル。日本国内では、東京都内10区での相互乗り入れが可能なNTTドコモ傘下の「ドコモ・バイクシェア」やソフトバンク系の「Hello Cycling」、フリマアプリ「メルカリ」と福岡市が実証実験を行う「メルチャリ」など、複数の事業者が参入している。

 シェアサイクルは、サイクルポート(以下「ポート」)と呼ばれる専用駐輪場で、車体を借りたり返却したりする。車体にはGPSが搭載されており、利用者は専用アプリで利用可能な車体を調べ、その場で予約することが出来る。料金は利用した時間に応じて請求する料金形態が一般的だが、1日限定で乗り放題することができるプランや、月額の定期利用、法人利用が可能なサービスなども存在する。

 20代女性・Aさんは、引っ越しを機にシェアサイクルを利用するようになった。現在住んでいるマンションの自転車置き場がすでに埋まっており、途方に暮れていたところ、家の近くにポートがあることを発見して愛用者になった。今では、週末を中心に月に5、6回ほど利用している。

「電車やバスだと、なかなか来ないときもありますし、混雑やトラブルなどによる時間のロスもある。なので、『今帰りたい』という時には重宝します。30分以内の移動が多いので、利用料金も1か月に1000円以下。なんとなく風を感じたい気分の時に、電動自転車で街をスイスイと進めるのは最高です」(Aさん)

 Aさんが利用するサービスは、自転車専用の地図アプリと提携している。ポート間の道のりと距離を調べてくれるため、返却先を探す時に困ることもないという。

「シェアサイクルがあるから、気軽に家を出るハードルが下がって、家の近くを探索できるようになりました。シェアサイクルのない生活は考えられないです」(Aさん)

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