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【注目トピックス 日本株】ブイキューブ—下半期は第1次の収穫期入りへ、中計での利益計画は10倍超

2016年5月12日 16:46

ブイキューブ<3681>は5月12日、2016年12月期の第1四半期(16年1-3月)決算を発表。売上高は前年同期比27.7%増の15.94億円、営業損益は同1.39億円悪化の1.03億円の赤字、経常損益は同1.76億円悪化の1.90億円の赤字、四半期純損益は同0.88億円悪化の1.35億円の赤字だった。

「クラウド」型を中心とした「V-CUBE」各サービスの提供を積極的に推進したほか、15年12月期第4四半期に5社(Wizlearn Technologies Pte. Ltd.及びその子会社3社、並びにアイスタディ<2345>)を連結子会社化したことで「クラウド」型サービスが拡大、売上高は大幅増収となった。とりわけ、中国以外の海外売上高は、Wizlearnが大きく寄与して8.9倍に成長。一方、5社の連結子会社に伴う製造原価の増加に加えて、グループの規模拡大に伴う人件費の増加もあって、収益は一時的に伸び悩む形となっている。

ただし、2016年12月通期については、売上高が前期比39.7%増の85.00億円、営業利益が同141.2%増の8.39億円、経常利益が同329.5%増の7.71億円、当期純利益が同594.2%増の6.50億円と従来予想を据え置いており、第1四半期の赤字は先行投資の意味合いが強いと想定される。

販売形態別では、主力分野のクラウドは堅調な成長を見込むほか、オンプレミスは国内金融分野と中国・タイでの成長を見込み、アプライアンスは昨年度からの期ズレと、新規引き合いから大きな成長を想定している。主要地域別では、全ての地域で堅調な推移を見込むが、とりわけ、海外では、Wizlearnの買収に伴いシンガポールでのプレゼンスが大幅に拡大中、中国も教育分野への積極展開効果が期待されるほか、SGMプロジェクトなどの大型案件も順調推移が想定される。引き続き積極的な投資は継続する方針だが、2016.12期は大幅な増収効果を背景に、第1次の収穫期入りを見込んでおり、第1四半期決算の赤字を受けての株価の調整は押し目買いのチャンスとの見方も多い。

なお、同社では初めてのグループ中期経営計画を発表している。「アジアNo.1のビジュアルコミュニケーションプラットフォーム」を目指す基本方針は変わっていないが、「ワークスタイル変革市場の深耕」、「社会インフラ化」、「アジアを中心とした海外での事業拡大」の3つを重点施策として掲げて更なる成長を図る計画だ。国内、海外市場ともに依然として開拓余地が大きく、今後の進捗は大いに注目される。政府が掲げる「地方創生」や「ワーク・ライフ・バランスの推進」も同社グループにとって追い風となりそうだ。この中計の数値目標としては、2018年度に売上高139億円、営業利益30億円を掲げている。また2020年度の目標数値は正式には発表されていないが、会社資料によれば、売上高240億円、営業利益90億円くらいを考えているようである。教育、医療、金融、ロボティクス、ビックデータ分野での取り組みなども活発化することが想定される。

<SF>

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