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「缶チューハイ片手に街を歩く人たち」はどうして家で飲まないのか聞いてみた

夏になると街でよく見かけるが…(イメージ)

夏になると街でよく見かけるが…(イメージ)

“買ってそのまますぐ飲める”のがウリのチューハイ、カクテル、ハイボールなどの缶入りアルコール飲料は、昨今の「家飲み嗜好」を受け、年々人気となっている。今年、サントリーが発表した調査によれば、2018年の缶入りアルコール飲料は過去最大となる2億ケースを出荷。今年はさらなる成長が予測されており、市場の拡大が見込まれている。

 一方で、夏になるとやたらと見かける機会が増えるのが、缶チューハイを片手に街を歩きながら、「外飲み」している人々。なぜ外で飲んでいるのか、なぜ家に帰って飲まないのか。その理由を聞いてみた。

誰にも邪魔されない「自分の時間」が欲しい

 40代の男性会社員・Aさんは、妻子とともに都内の一軒家に暮らしている。暖かい季節になると、月に2回ほどの頻度で、最寄り駅から数駅先の駅で降車。駅前のコンビニで缶チューハイを購入し、自宅まで歩きながら帰るという。

「もともとはポケモンGOがきっかけで、深夜に歩き回るようになりました。暑いから喉も渇くし、お酒を飲みながらの方が楽しめるかなと思い、缶チューハイを買うように。冷たいアルコールが美味しい季節ですし、仕事を忘れて、家族からも離れて、自分一人で考える時間が出来るのが魅力です」(Aさん)

 歩きながら考えるのは、仕事や家族旅行の予定など、忙しい日々の中でなかなか時間を取りにくい内容だという。さらに寄り道をすることもあれば、近所の公園のベンチに座って過ごすこともあるという。自宅で待つ家族は、大黒柱の「深夜の街歩き」について知っているのだろうか。

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