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【Miniトピック】日本の貿易黒字拡大で円売り介入実施は困難な状況に

2016年5月24日 9:59

 23日の欧米市場では日本の貿易黒字拡大を意識した円買いが観測された。財務省が23日発表した4月の貿易収支は輸入額の減少によって8235億円の黒字となった。貿易黒字は3カ月連続。輸出は鉄鋼、自動車等が減少し、前年同月比-10.1%、輸入は原粗油、液化天然ガス等が減少し、前年同月比-23.3%となった。市場関係者の間では、2016年の貿易収支は黒字になる可能性が高いとの見方が増えている。

 日本の貿易収支(通年)は2011年-15年の5年間は赤字だったが、2010年は+6兆7702億円の黒字を計上している。当時の為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル=88円09銭で現在値と比べて大幅な円高だったが、2010年の輸出額は前年比+24.4%と好調だった。

 世界経済が順調に推移すれば、円高水準でも輸出の伸びは十分期待できる。円安が世界経済の持続的な成長に寄与しないと考えるならば、1ドル=100円でも円売り介入は容認されないとの声が聞かれている。

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