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ピーシーデポコーポレーション(7618):独自路線で業績拡大、ストックへの移行で増益期待

ピーシーデポコーポレーション(7618) 市場平均予想

tomatsu201600530

企業概要

同社は関東圏を中心に、パソコンや周辺機器、スマートフォン等インターネットデバイスの販売・修理を手掛けています。また、保守サポートを月額制の会員サービスとして提供し、商品からサービスをワンストップで提供することで、事業拡大に成功しています。

「ITのワンストップソリューション」を提供

他店購入も含めPCからスマホやタブレットの「オールデバイス」を対象とし、Wi-Fi接続から各種設定、OSのアップグレードやデータバックアップ、セキュリティ対策、料金見直など、様々なサービスが月会費内で受けられます。要は、「デジタル機器をまとめて面倒見るよ」、というサービスです。

商品販売は、薄利多売で外部環境の影響をうけやすいため、波に乗れると儲かりますが、逆になる、例えば最近のPC需要が減退すると一気に低調となってしまいます。

こういったことを踏まえると、今後発展していく「困る」に対応するサービスは潜在需要が高く、月額料金(代表的なサービス内容で月額4500円(デバイス7台))による安定した収益を得られるサービス売上の拡大は利益を増大させていくと考えられます。

注目ポイント

業績を牽引しているサービス事業は、売上の47.7%を構成するまでに拡大してきました。「ITのワンストップサービス」としてハードとソフト(サービス)がセットとなったソリューションサービスの売上が好調に伸びていることに加え、SLP店への業態転換が進んでいることが大きな要因です。

パソコン市場の低迷を背景に同社の商品売上高も低調であるため、売上全体は微増にとどまっていますが、サービス事業のストック効果で、利益率が大幅改善しており、過去最高増益を更新しています。同社は中期目標として、売上高経常利益率10%以上、ROE15%以上を目指していますが、ストックモデルの拡大により達成可能だと考えられます。

また、このように業績拡大が期待できる大きな理由として、同社が独自路線のビジネスモデルを築いてきたことが大きいと思います。パソコン専門店から出発し、そのまま修理店展開に留まっていればソフマップのように買収されてしまったと思います。

しかしながら、同社は家電量販店にはない「困ったことを解決する」サービスで差別化したことが成長への道を切り開いたのだと思います。

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