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【注目トピックス 日本株】いちご Research Memo(5):不動産価値向上がコアコンピタンス、物件取得を支える低利・長期借入

2016年6月2日 16:12

■会社概要

(4)心築事業:特徴とトピック

心築事業(旧:不動産再生事業)は同社事業の柱であり、不動産価値向上ノウハウはいちご<2337>のコアコンピタンスである。2016年2月期累計の物件譲渡は18物件である。234億円で取得し、平均1年7ヶ月の保有期間を経て、80億円の価値向上をした上で、314億円で譲渡した。ホテル物件の価値向上策としては、客室や外装のリノベーション、オペレーターの変更、リブランドなどが行われる。オフィス物件に関しては、省エネ化、テナントサービスの質向上、新規テナント誘致、遵法性の是正、耐震強化などが行われる。

心築事業の生命線は言うまでもなく物件の取得と回転である。同社は2016年2月期累計で45物件、856億円の物件を取得した。この金額は当年の心築事業売上の約2倍に相当する。物件取得にあたっては、同社グループの自己資金が約17%、残りは金融機関からの調達でまかなった。財務の健全性を背景に金融機関からの信用は向上している。平均金利は2.56%(2012年2月末)から1.41%(2016年2月末)に低下し、平均借入期間は3.6年(2012年2月末)から8.7年(2016年2月末)に長期化した。年度末の自己保有資産は1,807億円(簿価ベース)、鑑定評価額は2,084億円(含み益277億円)となっており、これらは主に将来の販売用不動産ではあるが、年間の賃貸収入だけでも約80億円に達する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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