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【注目トピックス 日本株】ビジョン Research Memo(5):グローバルWiFi事業の拡大で成長ステージに突入

2016年6月7日 11:34

■ビジョン<9416>の業績動向

(1)過去業績

2011年12月期以降の業績について見ると、2012年2月からスタートしたグローバルWiFi事業の立上げに伴う初期投資(基本的な出荷管理システム、Webサイトの改築、回線調達、機器調達等)や販促費の負担が大きかった影響により、2012年12月期はその事業を展開していた子会社を吸収合併したために最終赤字に転落したほか、2013年12月期は単独前期比で大幅減益になるなど、大きく変動した。

しかし、これらの先行投資の効果が顕在化し、新規顧客を積み上げることができるにつれて運用効率がアップしたことや、初期顧客のリピート利用が増加したこととあいまって、グローバルWiFi事業の収益は事業開始3年目となる2014年12月期に黒字化し、会社全体の成長スピードが大幅に加速する成長ステージへ突入した。

・2015年12月期連結業績
2015年12月期連結業績は、売上高が前期比22.6%増の12,485百万円、営業利益は同181.2%増の804百万円、当期純利益は同112.6%増の585百万円と2ケタ増収、大幅増益となり、売上高、各利益ともに過去最高を記録した。さらに、いずれの項目についても上場時に発表した会社計画(売上高12,319百万円、営業利益744百万円、当期純利益581百万円)を上回った。

セグメント別の動向についてみると、グローバルWiFi事業は売上高が前期比60.7%増の6,035百万円、セグメント利益は同230.5%増の593百万円と大幅な増収・増益となった。具体的な取り組みについてみると、アウトバウンドでは、高速通信規格4G-LTE及び大容量プラン地域の拡大など、サービス品質、ネットワーク品質の向上、接続エリアの拡大や国内空港カウンターを増設(那覇空港と伊丹空港)したなどの取り組み効果の顕在化により好調に推移した。一方、インバウンドでは訪日外国人渡航者向けに「NINJA WiFi」サービス(2015年3月~)を開始したほか、国内タッチポイントの追加を行ったことが拡大の原動力となった。これらの結果により、レンタル件数は海外利用が前期比40.1%増の648,475件、日本国内利用が同156.0%増の90,906件へ増加した。

情報通信サービス事業は、売上高が前期比0.5%増の6,440百万円、セグメント利益は同24.8%増の903百万円と、微増収ながら2ケタ営業増益を確保した。増益の要因は、Webマーケティングによる企業の集客、全国規模での訪問営業の体制強化、新設法人への販売取り組みを重点強化、UTM(Unified Threat Management)機器の販売本格化、などがプラス要因として働いたことによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

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