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【注目トピックス 日本株】ティア Research Memo(9):過去最高業績を5期連続で更新する見通し

2016年6月9日 16:27

■今後の見通し

(1) 2016年9月期の業績見通し

ティア<2485>の2016年9月期の業績は、売上高が前期比5.8%増の10,800百万円、営業利益が同0.7%増の1,085百万円、経常利益が同2.7%増の1,050百万円、当期純利益が同5.8%増の690百万円と期初会社計画を据え置いている。

第2四半期までの進捗率を見ると売上高で51.1%、営業利益で68.3%となっており、過去3年の平均(売上高51.2%、営業利益66.0%)と比較すると、利益の進捗率が高くなっている。ただ、これは会社計画どおりの進捗となっている。今期は下期において直営で4店舗、FCで2店舗の新規出店を計画しており(前年同期は直営2店舗のみ)、出店経費が増加することが要因となっている。直営1店舗当たり出店経費は約200百万円となるため、前年同期では約400百万円の経費増が見込まれている。直営店舗について3店舗は既に確定しており、4店舗目については東京都内で初の出店を計画しており、現在候補先を絞り込んでいる段階にある。また、FC店については既存クライアントでの出店を予定しているが、出店時期は第4四半期末頃か、場合によっては来期にずれ込む可能性もある。

業績予想の前提となる葬儀件数は、前期比5.8%増の8,481件、葬儀単価は前期比0.1%増の107.3万円を見込んでいる。このうち葬儀件数については前期に立ち上げた新規店舗の稼働が順調なことから、計画を若干上回ることが予想される。一方、前期比0.1%増を見込んでいる葬儀単価については、第2四半期累計で104.7万円と計画を下回って推移したことから、ハードルはやや高くなっている。同社では下期も新たなサービス提案に注力することで、平均単価の維持向上に取り組んでいくとしている。弊社では葬儀単価は計画をやや下回るものの、葬儀件数の増加によってカバーして、売上高はほぼ会社計画どおりの水準になるものと予想している。

売上原価率は前期比0.5ポイント低下の63.4%を計画している。引き続き商品原価率の改善や業務の内製化による雑費率低減を推進していく。今期は宅送業務に加えて、霊柩業務や接客業務の内製化に向けた取り組みをスタートさせている。宅送・霊柩業務など車両関連の費用率は内製化前の段階で4%程度であったが、現在は1.8%程度まで低減が進んでいる。改善余地は少なくなってきているものの今後も若干の改善が見込まれる。また、接客スタッフの費用率については前期まで4%程度となっていたが、派遣からパート採用に切り替えることで2ポイント程度の低減効果が見込まれる。まだ、一部店舗でスタートしたばかりであるため、実際に効果が顕在化するのは2017年9月期以降になると考えられる。

販管費については前期比10.0%の増加を計画している。主な増加要因は、人件費や採用・教育費の増加で90百万円、減価償却費で47百万円、支払手数料で35百万円、その他経費の増加で69百万円となっている。販管費の増加によって、営業利益は前期比0.7%増益と一時的に伸び悩むものの増益基調は維持し、過去最高業績を5期連続で更新する見通しだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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