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【注目トピックス 日本株】イグニス Research Memo(7):通期業績は大幅なV字回復、過去最高業績の更新を見込む

2016年6月10日 16:43

■決算動向

(3) 2016年9月期業績予想

2016年9月期の業績予想についてイグニス<3689>は、第2四半期までの実績や足元の状況等を勘案して2度目の増額修正を行った。修正後の業績予想は、売上高が前期比94.3%増の4,700百万円、営業利益が1,000百万円(前期は38百万円の損失)、経常利益が1,000百万円(同148百万円の損失)、当期純利益が900百万円(同306百万円の損失)と前期からの大幅なV字回復を見込んでおり、実現すれば過去最高の売上高、利益を更新することになる。

下期についても、「ぼくとドラゴン」が業績の伸びをけん引する想定とみられる。特に、6月下旬にはテレビCMに向けたテストマーケティングを予定しており、想定した効果が確信できれば、本格的なテレビCMを開始する方針であり、その結果次第で業績が大きく変動する可能性もありそうだ。

損益面では、大幅な増収により大きく黒字転換するものの、本格的なテレビCMを開始する場合の広告宣伝費(5億円から6億円程度を想定)を含め、想定される費用(中途採用に伴う人件費増のほか、プロモーション費用及びプラットフォーム手数料)をすべて織り込んだ利益水準となっている。

なお、業績予想の達成のためには、下期の業績として、売上高2,090百万円、営業利益156百万円が必要となる。ただ、売上高は上期実績を下回る(テレビCM等のプロモーション効果を織り込んでいない)水準であるとともに、利益面についても、前述のとおり、想定されるすべての費用を織り込んだ水準となっている。弊社では、本格的なテレビCMの開始の有無、さらには開始した場合の効果が下期の業績を大きく左右するものとみている。例えば、1)本格的なテレビCMを開始し、売上高が伸びるケース、2)本格的なテレビCMを開始したものの、売上高が伸びないケース、3)本格的なテレビCMを開始しないケースの大きく3つのシナリオが考えられる。1)の場合、費用は増加するものの既に織り込み済みであり、売上高の拡大が業績の上振れ要因となる可能性がある。2)の場合でも、費用の増加は既に織り込み済みであり、売上高についても上期実績から判断して下期の業績予想を下回る可能性は低いものと考えられる。一方、3)の場合は、織り込んでいた費用の未消化分が利益の上振れ要因となる可能性がある。したがって、いずれにしても同社の業績予想は保守的な水準とみるのが妥当と考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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