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【注目トピックス 日本株】健康CP Research Memo(2):2016年3月期は大幅な増収増益で着地、RIZAPの収益力は想定以上

2016年6月10日 16:40

■2016年3月期決算

健康コーポレーション<2928>の2016年3月期決算は、売上高55,448百万円(前期比41.8%増)、営業利益5,066百万円(同140.3%増)、経常利益4,639百万円(同138.4%増)、親会社株主に帰属する当期利益(以下、「当期利益」)2,466百万円(同50.7%増)と、大幅増収増益での着地となった。期初予想との対比では、売上高において4,682百万円の未達となったものの、営業利益では62百万円の超過達成となった。当期利益では586百万円の未達となったが、これは、子会社において土地・建物やソフトウエアの減損損失を特別損失として計上したことによる。

弊社では、2016年3月期決算を表面の数字以上に好決算だったと評価している。売上高の未達はネガティブな要因ではまったくないと考えている。同社は2016年3月期においても積極的にM&Aを進めたが、収益計画に織り込まれていながらも、手続きが遅れて持ち越しとなった案件が複数ある模様だ。これが売上高未達の主因だと弊社では考えている。利益面では、子会社のSDエンターテイメント<4650>や夢展望<3185>の営業利益が計画に対して2社合計で675百万円の未達となったが、それを吸収して計画を超過達成した。この点は、同社の主力事業であるRIZAP事業の収益力が、想定以上に高まってきていることを示唆していると考えている。

セグメント別の売上高及び営業利益の推移を見ると、RIZAPを擁する美容・健康セグメントがけん引役であることがわかる。2016年3月期の特徴としては、美容・健康セグメントの利益額の水準が前期までと比べてさらに上昇したことと、エンターテイメントや住関連ライフスタイルの収益性も着実に改善してきていることが挙げられる。第4四半期において住関連ライフスタイルセグメントの売上高が3,622百万円に急伸しているのは、(株)タツミプラニングなど新規連結の効果によるものだ。

同社の利益は、販管費の中の広告宣伝費の変動が営業利益の変動に大きく影響する構造となっている。2016年3月期は例年どおり第1四半期に2,780百万円の広告宣伝費を投下したのち、第2、第3四半期は減少させた。しかし第4四半期には翌期への前倒しの意味もあって再度増額させ、年度トータルでは9,194百万円(前期比30.3%増)を投じた。

販管費の総額は前期比25.5%増の28,569百万円となったが、売上高に対する割合は前期の58.2%から51.5%に大きく低下した。売上高広告宣伝比率も年度ベースでは18.0%から16.6%へと低下した。同社は広告宣伝を大量に投下して売上増につなげているというイメージを持っている投資家も多いようだが、実際には費用はきわめて厳格にコントロールされており、売上高対比では着実に低下してきている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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