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【注目トピックス 日本株】ヘリオステクノ Research Memo(5):主力は露光装置の光源ユニット(MLS)

2016年6月10日 17:14

■事業部門別動向の詳細

(3)検査装置事業

a)事業の概況
検査装置事業は日本技術センターが手掛ける事業だ。現在の主力製品は、液晶パネル用カラーフィルターを製造用の露光装置の光源ユニット(MLS)だ。MLSは主としてランプとそれを収納する筐体・装置から成り、フェニックス電機製の光源ランプを用いて日本技術センターが光源ユニットに仕上げ、露光装置メーカーに納入している。収益はランプについてはランプ事業に立ち、筐体・装置については検査装置事業に立つという構造になっている。

b)露光装置用光源ユニット(MLS)の詳細
カラーフィルター用露光装置(FPD露光装置)メーカーは複数あるが、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>はそのうちの有力な1社にMLSを納入している。過去のMLSの販売実績の推移を見ると、2010年3月期のMLS売上高は100百万円に満たないレベルだったものが2016年3月期には約1,500百万円に達し、2017年3月期にはさらに2,400百万円近い水準に達すると見込まれている。

同社のMLS売上高は今後、2019年3月期までは高水準が続く見通しだ。その理由は中国のテレビ用液晶パネル製造装置メーカー向けの受注見込みの案件数が積み上がっているためだ。現在、同社が注力するのは、2019年3月期に受注し、2020年3月期以降に収益に計上予定の案件の掘り起こしだ。この点については、中国のLCDテレビ市場の成熟度合いや技術的な変遷など様々な要因から、液晶パネルメーカーの設備投資マインドが現在とは大きく変わる可能性もあるため、楽観はできないと弊社では考えている。

そのため、中長期的視野に立ち、MLSの用途開発にも注力している。現在検討している分野として、有機ELフォトマスク製造装置、周辺シールUV装置、プリント配線板用ソルダーレジスト形成装置などが挙げられている。いずれも、技術的な完成度や市場参入の時期など詳細は明らかになっていないが、今後の成長分野の一つとして注目していきたいと弊社では考えている。

c)業績動向
検査装置事業の2016年3月期売上高は、前期比15.2%減の1,346百万円だった。営業利益も減収を反映して同30.4%減の136百万円にとどまった。

売上高が前期減収となった要因は、MLSの筐体・装置の売上高が前期比20.6%減の966百万円にとどまったことが影響している。反対に、2017年3月期の売上高を同83.4%増の2,469百万円と予想しているのも、主としてMLSの筐体・装置の増収によって押し上げられるのが主たる要因だ。

利益については予想が公表されていないが、MLSは、採算性が製造装置事業と同程度(営業利益率で10%前後)と弊社では推定しており、検査装置事業の大幅増収による利益貢献は大きいと期待している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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