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【ランチタイムコメント】自律反発もネックライン突破を見極め

2016年6月15日 12:26

 日経平均は反発。114.26円高の15973.26円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票への懸念や、軟調な原油相場が嫌気された海外株安の流れを受けて、日経平均は15800円を下回って始まった。その後、15752.01円まで下げ幅を広げる場面もみられたが、米FOMCの結果のほか、日本銀行の金融政策決定会合を控えており、足元の大幅な下げに対する売り方の買戻しも意識された。

 下げ幅を縮め、前日終値を挟んでの推移が続く中、為替市場では1ドル106円20銭台とやや円安に振れて推移していたこともあり、日経平均は前引けにかけてじりじりと上げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの上昇。セクターでは保険、海運、輸送用機器、ゴム製品、電気機器、銀行、その他金融が堅調。半面、電力ガス、鉱業が小安い。

 日経平均は自律反発の流れをみせてきており、節目の16000円に接近してきている。急ピッチの下げに対する売られ過ぎ感のほか、日米重要イベントを控えていることもあり、売り方の買戻しが意識されてくる。もっとも、ネックラインの16000円を明確に上放れてこないと、戻り待ちの売りに押される可能性がある。

 また、インデックスに絡んだ資金が中心でもあるため、大引けにかけてのポジション調整は意識しておく必要がある。オーバーナイトのポジションは取りづらく、個人主体の材料系の銘柄での資金の逃げ足の速さなどにも注意が必要である。(村瀬 智一)

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