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【ランチタイムコメント】売り一巡後は先回り筋の買戻しも意識

2016年6月16日 12:01

 日経平均は反落。174.78円安の15744.80円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。米利上げ観測の後退もあって、円相場は1ドル105円台で推移しており、円高が重石になる格好から売りが先行して始まった。その後15900円を回復してくる場面もみられたが、16000円に接近では戻り待ちの売り圧力も強い。

 その後しばらくはこう着が続いていたが、為替市場では円高基調が強まっているほか、日銀の金融政策決定会合では現状維持が見込まれるなか、ポジション圧縮の流れに向かっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の8割を占めている。セクターでは、ゴム製品、水産農林、非鉄金属、医薬品、ガラス土石、機械、精密機器、化学、輸送用機器、電気機器の弱さが目立つ。

 日経平均は一時200円を超える下落幅となるなど、下値切り下げのトレンドが継続している。日銀会合の結果次第とはいえ、英国のEU離脱問題を巡る国民投票を1週間後に控えているなかで、好反応は期待しづらいところである。主力処がインデックスに絡んだ商いで下げ幅を拡大させるなか、これを嫌気する形で個人主体の中小型株なども下げ幅を拡大させる悪循環となっている。

 もっとも先回り的に売られたこともあり、日銀の現状維持を受けて、売り一巡後からの下げ渋りも意識されてくるとみられる。堅調な値動きをみせているソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などへの押し目拾いも意識されそうだ。(村瀬 智一)

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