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【ランチタイムコメント】本日も2兆円を下回る可能性が高く先物に振らされやすいか

2016年6月21日 12:09

 日経平均は続伸。81.32円高の16046.62円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えている。英国のEU離脱懸念が和らいだことで欧米市場は軒並み大きく上昇したが、円相場が1ドル103円台と円高に振れて推移していることが重しとなり、前日の大幅上昇に対する利益確定の売りが先行。寄り付き直後には15770.96円まで下げ幅を広げる場面もみられた。

 しかし、英国のEU離脱懸念が和らぐなかで買い戻しの流れのほか、為替市場では1ドル104円台と円高が一服するなか、先物主導で切り返すと、前引けにかけては節目の16000円を回復している。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。セクターでは、医薬品、食料品、石油石炭、電気機器、海運、サービス、不動産がしっかり。一方で、非鉄金属、その他金融、電力ガス、保険、鉱業が小安い。

 前日の大幅上昇に対する利益確定を予想していたが、売り先行後の底堅さが目立つ。5日線が支持線として意識されている。指数インパクトの大きいところでは、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>、第一三共<4568>、花王<4452>、塩野義薬<4507>、東エレク<8035>がけん引しており、本日はややディフェンシブ系主導のようだ。ただ、売買代金は8069億円にとどまっており、本日も2兆円を下回る可能性が高い。インデックスに絡んだ売買に振らされやすいため、日経平均の16000円処では強弱感が対立しそうだ。

 また、英国問題で陰に隠れているが、明日22日に参院選が告示される。安倍政権の経済政策・アベノミクスの是非などが争点となるなか、政策期待なども次第に下支え要因として意識されてくる可能性があろう。(村瀬智一)

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