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【注目トピックス 日本株】アジア投資 Research Memo(15):短期売却益狙うセカンダリー投資と有望企業へのリードインベスター投資積極化

2016年6月24日 8:56

■今後の事業計画

日本アジア投資<8518>は、今後の事業計画のテーマとして、(1)国内投資実行、(2)FE社との提携推進、(3)再生可能エネルギー投資拡大、(4)既存ポートフォリオの価値向上(VA)の4つを掲げるとともに、それぞれの施策に取り組む方針である。

(1)国内投資の実行

短期(3年程度)の売却益を狙うセカンダリー投資を積極化するとともに、将来の収益源となる「有望企業」の発掘及び支援にも注力することで、短期及び中長期の収益バランスをとることにより収益源の分散と業績の安定を目指す。

特に、将来の収益源となる「有望企業」については、一定のまとまった金額の投資を行うことにより、リードインベスターとして積極的に成長支援を行うとともに、追加の成長資金の投資についても積極的に行うことで企業価値を増大させる方針である。

また、そのような「有望企業」に対する集中投資資金を確保するため、新規ファンドの設立を目指しており、今期については50億円を予定している。投資対象については、企業ステージや業種を特定せず、ファンド毎に出資者のニーズに合わせる方針であり、投資領域についても、ベンチャーキャピタルだけに限らず、新興市場の上場企業に対するグロース投資や小型のバイアウト投資へも拡大することを検討しているようだ。

(2)FE社との提携推進

FE社の持つ投資実行及びファンド設立実績や、高い知名度、信用力、グロバールなネットワークを活用し、投資先の支援体制の強化や同社単独では難しい大型ファンドの設立を目指す。今期は、業務提携の第1弾として、前述のとおり、インバウンド関連等の国内企業を投資対象としたグローバルファンドの設立(100億円)を予定している。

また、中国でも共同ファンド設立を企画しており、設立目標額は5億円人民元としている。FE社が中国内で保有する政府や大手企業とのネットワークを活用し、中国内の投資家からファンドを募集する方針である。

(3)再生可能エネルギー投資拡大

メガソーラー事業については、前述のとおり、売電収入を基にした中長期的な安定収益を獲得するために一定規模の投資を継続すると同時に、一部のプロジェクトについてはREITなどへの売却によって売却益を獲得することを目指す。今期についても、メガソーラープロジェクト関連の一部売却を予定している。また、風力やバイオマスなど、他の再生可能エネルギー投資事業についても、試験的に開始する計画である。

(4)既存ポートフォリオの価値向上(VA)

引き続き、既存投資先へのより積極的な成長支援(営業支援、海外展開支援、資金調達支援など)を実施することで、投資先のIPO(新規上場)の実現や売却益の拡大を目指す。特に、FE社やファンド出資者、取引金融機関等の外部リソースを積極活用する方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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