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持続化給付金の申請時の落とし穴 「確定申告書の控」がない場合は?

持続化給付金の申請時に注意すべき点は?(時事通信フォト)

 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた自営業者やフリーランスが最大100万円の給付を受けられる「持続化給付金」のオンライン申請がスタートした。しかし、申請に必要な書類に関して、ちょっとした混乱も生じているようだ。

 必要書類のひとつとして、2019年の収入を確認するために必要な「確定申告書の控」があるのだが、「必ず収受印が押印されているもの」という指定がある(e-Tax による申告の場合は「受信通知」でよい)。しかし、この収受印が押された確定申告書の控は、手元に持っていないという人が意外に多いのだ。

 確定申告の際は、控を自分で用意して持参するか、郵送で提出する際は控と切手を貼った返信用封筒を同封した人のみ、収受印が押された控を受け取ることができる。面倒がって控を持参しなかったり、返信用封筒を同封しなかった人にはもらえないしくみだ。通常時であれば、控をもらわなくても特に困ることがないので持っていない人は多いと考えられる。

 そんなときは、収受印の代わりとして「納税証明書」でも対応してもらえる。税務署に出向けばその場で発行してもらえるが、郵送でも請求できる。「納税証明書」などのキーワードで検索すれば国税庁のウェブサイトに交付請求書や「納税証明書を請求される方へ」という請求マニュアルがPDFで見られるので、その指示にしたがって手続きしよう。

 具体的には、必要事項を記載して400円分の収入印紙を貼った納税証明書交付請求書と、本人確認書類のコピー、切手を貼った返信用封筒を管轄の税務署に送付すればOKだ。納税証明書はいくつも種類があるが、持続化給付金を申請するために必要なら必ず「その2」にチェックを入れよう。

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