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【注目トピックス 日本株】ランドコンピュータ Research Memo(4):強固な顧客基盤と真面目気質で質の高い従業員が強み

2016年6月28日 16:34

■強みと事業リスク

(1)同社の強み

ランドコンピュータ<3924>の強みは、1)設立以来40年以上にわたり築き上げてきた強固な顧客基盤を有する、2)真面目で向上心の強い気質を持った質の高いエンジニアを抱える、——の2点に集約される。

顧客基盤について見ると、富士通を筆頭に、日立製作所や日立ソリューションズを中心とする日立グループ、NTTデータ<9613>を中心とするNTTグループ、新日鉄住金ソリューションズ<2327>などメーカー系を中心とした大手システムインテグレーターと長年にわたり良好な取引関係を維持している。加えて、直接取引をしている主要なユーザーは三菱総研DCS(株)、三井住友トラスト・システム&サービス(株)、出光興産<5019>、関電システムソリューションズ(株)、野村ホールディングス<8604>などとなっており、その数は2010年度の94社に比べ2015年度は1.6倍となる151社へ増加傾向にある(2016年3月期の直ユーザー売上高ウエイトは25%を占める)。これらは、同社の技術力と金融、流通などの業務知識、品質面での実績が顧客から評価された結果と言える。

エンジニアについて見ると、単なるIT系資格のみならず、金融、産業・流通、医療などの業務系資格の取得を積極推進しており、IT系資格と業務系資格の保有者数は延べ1,254人(内訳はIT系資格保有者数:延べ1,036人、業務系資格保有者数:延べ218人)に達し、1人当たりの平均資格保有数は2.65となっている。この業務系資格取得の積極推進により、同社のエンジニアが顧客と同じ目線でシステムソリューションサービスを提供できるため、結果として顧客満足度の向上、強固な信頼関係構築の原動力として働いている。

(2)事業等のリスク

事業のリスクは、景気変動を受けやすいこと。さらに、収益の成長を持続するに当たり十分な人材を確保することができるかが収益の成長に関するリスクと考えられる。

同社が提供するシステムソリューションサービスは、景気の影響を受けやすいことを挙げることができる。顧客企業における、景気悪化に伴う設備投資の縮小や製品開発の遅れ、事業縮小、システム開発の内製化等により、同社が提供するサービス領域が縮小される可能性がある。このため、国内設備投資動向が悪化する場合や、同社の顧客が属する事業分野の市況が悪化する場合などには、開発プロジェクトの中断やプロジェクトの延期・規模縮小などによる受注の減少、プロジェクト単価の下落による採算性の悪化などから、業績が大きく変動するリスクがある。

主力事業であるシステムインテグレーションはエンジニアの頭数に依存する事業構造となっている。このため、優秀な技術者やシステムエンジニア、管理者等、必要とする人材を採用、育成することが重要な経営課題となる。同社では、積極的な新卒採用やキャリア採用の促進及び研修制度の充実、さらにはコアコンピテンシーの強化等各施策を実施しているものの、このような人材を採用または育成することができない場合、業績が伸び悩むことが想定される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

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