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【オープニングコメント】内需・ディフェンシブは一服、金融・輸出関連のリバウンド狙いか

2016年6月29日 8:37

 29日の日本株市場は買い先行の展開となろう。英国の欧州連合(EU)離脱による懸念が一服し、欧州株が全面高となった流れが好感される。米国ではNYダウが260ドルを超す上昇となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円高の15555円だった。これにさや寄せする格好からインデックス買いによってギャップ・アップでのスタートとなろう。

 また、米国では銀行の上昇が目立っており、内需・ディフェンシブ系の流れから、本日は足元低迷していた金融のほか輸出関連辺りへの自律反発が意識されそうである。トヨタ自<7203>は3年3ヶ月ぶりに節目の5000円を割り込んでおり、いったんは自律反発が期待されやすいであろう。

 もっとも、英国のEU離脱に伴う欧州不安が後退した訳ではなく、先物主導のインデックス買いで上昇した後は強弱感が強まりやすいだろう。日経平均は15000円処を固めており、リバウンドを探る流れ。価格帯別出来高では15300円辺りがやや積み上がっているため、15300-15500円処での攻防は想定内。

 この水準を明確に突破してくると、16500円辺りまでは商いが薄いため、リバウンド余地が拡大するだろう。一方で下も薄く、15000円を支持線として踏ん張れないと14500円、14000円辺りが意識されてくる状況は変わらず。上値の重さが意識されてくると、短期筋の利益確定に向かわせよう。

 なお、ソロス・ファンドはドイツ銀行株で約700万株の空売りポジションを組んだと伝えられている。銀行の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、売り仕掛け的な流れも出てきやすいだろう。内需・ディフェンシブ系は一服になりそうだが、海外の不透明要因や政策期待から、押し目拾いの動きは強そうだ。

<AK>

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