Posted on 2016年6月30日 16:30

世界の大定番を徹底解説! S&P500の特徴とSPDR®S&P500®ETFのメリット

 S&P500はアメリカの株式市場のトレンドを見るには便利な株価指数。株価指数と言えば、日本では日経平均株価(以下、日経平均)や東証株価指数(TOPIX)がおなじみで、S&P500は日本人にとって馴染みが浅いかもしれない。

 しかしこのS&P500は日経平均やTOPIXより数十倍以上の成長を誇る、世界では有名な株価指数で、資産運用をするなら絶対知っておいたほうがいい

 今回は「投資の神様」とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏も勧める、アメリカの株価指数「S&P500」と、それに連動するETF(上場投資信託)である「SPDR (スパイダー)®S&P 500® ETF」について解説する。

 ETFは指数の値動きと連動するように設定された金融商品で、日経平均などの株価指数へ投資するのと同等の効果を手軽に得ることができる。なかでも、世界で最も純資産残高の多い銘柄で、アメリカの株式市場全体に投資できる「SPDR ®S&P 500® ETF」は、ETF銘柄の中でも特に魅力ある銘柄なので、こちらも詳しく紹介する。

S&P500へ投資するメリット

 S&P500の特徴をこれから詳しく、順を追って説明していくが、まずこの指数へ投資する場合のメリットをまとめてみた。

■アメリカの株式市場を代表する銘柄群をS&P500連動のETF銘柄を取引するだけでカバーできる

■資産を海外に分散する際、投資先の選定等の知識がない初心者でもOK

■過去最高値を更新し続けている指数なので、中長期の期間で見ると上昇期待がもちやすい

 簡単に言うと、「海外投資を手軽に始めるなら、まずはS&P500に連動するETFを購入してみるのがおススメ」ということ。それではひとつひとつ解説をしていく。

S&P500とは

 まずS&P500に関して説明する。S&P500とは格付け機関としても有名なスタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)がニューヨーク証券取引所やNYSE MKT、NASDAQに上場する大型株500銘柄をもとに算出した株価指数のこと。

 S&P500で採用されている銘柄は、アメリカ株式市場の時価総額の8割近くを占めるため、アメリカの株式市場の動向を示す指針として、世界中の投資家たちに広く認知されている。また運用成績のベンチマーク(目標基準)として、S&P500を採用するファンドや機関投資家も多い。

 S&P500の値動き推移をS&P500に連動するETFのチャートで見てみると、2000年ごろのITバブル崩壊、2008年のリーマン・ショック時には下落する局面もあるが、2009年以降は右肩上がりに上昇し、2016年ではまた最高値を更新しそうな勢いだ(画像はクリックすると拡大)。

S&P500 ETF

S&P500とNYダウの違いは?

 日本の朝のニュース番組などでもよく目にし、日本人が聞き慣れている方と言えば「NYダウ(ダウ平均株価)」ではないだろうか。一般的にNYダウと呼ぶ場合「NYダウ工業株30種」を指し、アメリカを代表する30社の銘柄によって構成されている株価指数のこと。
 
 このNYダウとS&P500は算出方法に違いがあり、意味することも異なる。

算出方法の違い

 S&P500は「500銘柄の時価総額の合計÷過去の一時点の500銘柄の時価総額の合計」で算出するのに対し、NYダウは「30銘柄の株価合計÷銘柄数の30」で算出。S&P500が「時価総額平均型加重指数」で、NYダウが「株価平均型株価指数」と分類される。

2つの指数が意味することの違い

 S&P500が時価総額を、NYダウが株価をもとに指数を算出している点で、意味することは大きく異なる。

 株式の時価総額とは「株価×その株の発行数」で、時価総額が大きいとその企業の業績や資産が高いと判断でき、「現在の企業価値」を見るには役立つ。つまりアメリカ株式市場の8割を占める時価総額をもとに算出しているS&P500は「アメリカの株式市場の現状の動向を把握できる」指標のひとつといえるのだ。

 一方NYダウの算出もとになるのは採用銘柄の「株価」。株価は「その時の株式の需給バランス」を指しているようなもので、ある企業の株を買いたいという人が多ければ株価は上がり、株を売りたいという人が多くなれば、株価は下がる。

 つまりその企業の成長期待や先行き不安を「先取りしている」ものとも言えるため、NYダウは「アメリカ株式市場の今後を示すバロメーター」とも考えられる

 ちなみに日経平均はNYダウと同じ「株価平均型株価指数」で、TOPIXがS&P500と同じ「時価総額平均型加重指数」である。

S&P500の構成銘柄

 S&P500の指数を構成する銘柄とその業種を紹介する。S&P500に投資した場合、アメリカの株式市場の「どのようなジャンル」の「どの企業銘柄」に投資できるのか、参考にしてほしい。

S&P500に組み込まれている銘柄

S&P500構成銘柄

 現在のS&P500はアップルやマイクロソフト、アマゾンといった有名企業の銘柄が指数構成比率の上位を占めている。銘柄の入れ替えはスタンダード・アンド・プアーズ社内の専門の委員会が行っており、厳密な基準のもと構成銘柄の追加・除外を行っている。

 アメリカを代表する企業が多数含まれている株価指数で、常にその時勢に合わせた銘柄入れ替えが行われているため、S&P500連動のETFを購入すれば、入れ替えなしで最新のアメリカの株式市場へ効率よく分散投資する効果を得られるということ。

S&P500を構成する業種

S&P500構成比率

 S&P500に組み入れられている銘柄の業種は上記のとおり。アップルやマイクロソフトの比率が多いながらも、ITや金融、ヘルスケア、一般消費財など幅広い分野で構成されている。

S&P500に投資できるETF

 S&P500へ投資するなら、S&P500連動のETFを取引するのがおススメなぜならETFは投資信託に比べコストが比較的安く、取引所が開いている時間なら何度でも取引できるなど、取引する際に投資家にとってメリットが多いためだ。

 S&P500連動のETFはいくつかあるが、中でもステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが運用する「SPDR ®S&P 500® ETF(ティッカーはSPY)」は世界で最も古いETFとして知られ、純資産残高は世界最大、取引者も多い

SPDR ®S&P 500® ETFのメリット

 SPDR ®S&P 500® ETFの顕著なメリットは下記3つ。

■流動性が高い
 売買高や純資産残高が多いことで、「流動性が高い」ことは投資家にとって大きなメリット。流動性が低いと、価格が不安定なため自分の好きな価格で買える、または利益確定できるとは限らず、安定した取引が行えない。

 自分が見ているレートとは違った価格で取引することが多い銘柄では、利益を逃してしまう可能性さえある。取引する前から不利な銘柄はあまり手を出さないほうが無難だろう。

■指数とのかい離が小さい
 ETFは指数と連動する金融商品ではあるが、指数と同じ動きを必ずしもするわけではない。取引量が少なく売買高が小さな銘柄では、ETFの価格が指数と離れすぎることもあり得る。

 たとえば景気が良くなり上昇するはず、と思い購入したあるETFが、対象の指数の動きにうまくついていかず、上昇幅が少ない……となれば、そのETFへ投資する価値は減ってしまうだろう。

■ファンドの運用コスト(エクスペンスレシオ)が低い
 ETFはファンドが運用する「取引所に上場されている投資信託」。ファンドが運用している商品なので、投資信託同様運用に必要な経費等のコスト(エクスペンスレシオ)がかかる。

 エクスペンスレシオは「ファンドの純資産残額に対してのファンド運用経費」を指す。純資産残高が多いSPDR ®S&P 500® ETFはこのコストが0.09%と、米国籍ETFの平均エクスペンスレシオ、0.53%に比べても相当低い水準だ。
 

SPDR ®S&P 500® ETF 日本上場とニューヨーク上場では何が違う?

 SPDR ®S&P 500® ETFは東京証券取引所(以下、東証)にも、ニューヨーク証券取引所にも上場されている。上場場所によって、異なる点があるので、紹介しよう。

■取引時間
 上場されている場所が違えば、当然取引時間は異なる。東証は平日の9時~11時30分(前場)と12時30分~15時(後場)までが取引時間で、ニューヨーク証券取引所では日本時間の23時30分~6時(サマータイム期間中は1時間早い)まで。

■売買高(出来高)
 東証とニューヨーク証券取引所の売買高では本場ニューヨークの方が格段に多い。前述したとおり売買高が少ないと、流動性が低くなることもあるので、注意してほしい。1日当たりの出来高(株数)はおよそ1000万単位で異なってくる。

■日本円換算と米ドル建て取引
 東証に上場されているSPDR ®S&P 500® ETFは、ニューヨーク証券取引所に上場されているSPDR ®S&P 500® ETFの米ドル価格を日本円に換算した商品なので為替変動の影響を価格に織り込んでしまう。たとえば200米ドルで推移していた場合、1ドル=100円のときは2万円、1ドル=120円のときは2万4000円と、実際の価格とのズレが出てくるのだ。

 円安のときは銘柄の価格上昇率が高くなり、円高のときは下落率が顕著に。アメリカの市場の成長に投資したい、と考えている方にとっては、その値動きが日本円の為替レートに大きく影響を受けてしまっては、為替に投資をしているのか米国市場に投資しているのか分からない状態となり、本末転倒になってしまう。

トライオートETFでSPDR ®S&P 500® ETFを取引するメリット

 インヴァスト証券のトライオートETFでは、これまで紹介してきたSPDR ®S&P 500® ETF(SPY)が取引できる。しかもニューヨーク証券取引所に上場されているオリジナルの方の銘柄だ。

 なぜトライオートETFにメリットがあるのか。その理由は下記3つにある。

■元本為替リスクなし
■マニュアル売買手数料、両替不要
■ニューヨーク時間でも自動で取引してくれる

元本為替リスクなし

 海外投資を行う場合、多くの人が気にするのは「為替リスク」だろう。米ドルで取引する必要がある場合、1米ドル120円のとき、1米ドル100円のときとでは、日本円の収益に差が出てくるのだ。商品を購入した時点より大きく円高になった場合、例えその商品自体が値上がりしていても、両替をしてみると元本より損を抱える(元本割れ)可能性がある。

 トライオートETFではこういった為替リスクは取引差損益にのみかかるため元本に及ぶことは100%ない。海外市場でも為替レートに振り回されず運用できるのだ。

マニュアル売買手数料、両替不要

 マニュアル売買手数料、両替不要というのは、海外投資を行う上で大きなメリット。売買手数料がかかるなら、なるべく取引回数をおさえ、1度で大きな金額でETFを購入しないと損、と思う方もいるかもしれない。

 また、両替も海外投資ならではのコスト。両替のたびに手数料がかかり、レートにもスプレッドが発生するため、うまく利益を出せてホッとしたところにこの両替のプロセスが待っていると、例えレートが良かったとしても少し気分が滅入ってしまう。

 トライオートETFではこれらのコストは0円で、手数料を細かく考える必要もない。実際にかかるのは金利コスト。詳しくはトライオートETFのHPで見てみるといいが、SPDR® S&P 500® ETFを1株購入した際の1日あたりのコストは1~2円程度

ニューヨーク時間でも自動で取引することができる

 ニューヨーク市場は日本の真夜中に取引が行われるため、寝不足になることを心配する人もいるかも知れない。トライオートETFはニューヨーク時間(日本時間の22時~6時ごろ)でも自動で取引してくれる機能がある。ETF業界初となる「自動売買」だ。

 自動売買は一度セットすれば、あとは設定した範囲内で何度も取引を繰り返してくれる。SPDR® S&P 500® ETFを自動売買で取引したときと、バイ&ホールドでの成績比較データがあるので、これを見てもらえれば、自動売買のメリットがわかりやすいだろう。

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 このデータでは自動売買の方が約8倍以上の成績を残せている。自動売買のメリットや特徴に関しては、「業界初!トライオートETFの「自動売買ETF」 メリットと特徴を紹介」も参考にしてほしい。

トライオートETFで手軽に始められる資産運用を

 これまでアメリカの有名株価指数「S&P500」とそれに連動する「SPDR ®S&P 500® ETF」を紹介してきたが、運用に関心を抱いた方はぜひトライオートETFで始めてみるといい。

 2016年から約30年前の「S&P500」と「日経平均」の上昇率を比較してみたところ、S&P500は1045%で日経平均は35%だった(1985年3月の終値と2016年3月の終値をもとに計算)。
 
 日本の国内市場だけではなく、世界の優良市場も視野に入れ、トライオートETFの資産運用を検討してみてほしい。

S&P500ETFバナー

【リスク・費用などについての重要事項】
本取引は、対象とする銘柄の価格変動や、金利等、外国為替の価格変動、原市場の状況および原資産の発行者による信用状況の悪化等により損失が生ずるおそれがあります。保有ポジションについては、金利・貸株料調整額や分配相当額の受払いが発生する場合があります。当社は、有効証拠金率が一定水準以下となった場合、全建玉を自動的に強制決済(ロスカット)いたしますが、本取引は、預託すべき証拠金額以上の取引が可能なため、急激な相場の変動等によっては、証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがあります。原市場が定める上場廃止基準に該当して、上場廃止となる場合があります。
●売買手数料は、オートパイロット注文については発注代金の0.3%(税込)徴収します。マニュアル注文およびロスカット注文については無料です。●本取引は、各銘柄の売付けの価格と買付けの価格に差(スプレッド)があり、相場急変時等はスプレッドが拡大する場合があります。●証拠金は、レバレッジなしの場合、1口あたり想定元本の円換算額の100%以上で、証拠金の最大1倍までお取引が可能です。お客様の申し出により、最大5倍(20%以上)までのお取引が可能となる場合があります。●本取引は、元本および収益が保証された取引ではありません。 お取引にあたっては、本取引の仕組み、内容およびリスクを十分にご理解いただいたうえで、お客様ご自身の責任と判断でお取引していただきますようお願いいたします。
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