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【注目トピックス 日本株】タカショー Research Memo(1):第1四半期は低調な滑り出しとなったが、単体ではプロユース向けが順調に拡大

2016年6月29日 16:08

タカショー<7590>はガーデンニング及びエクステリア商品の企画、製造、販売を主力としており、ガーデニング用品の取扱いでは国内最大級の規模を誇る。「やすらぎのある空間づくり」を基本コンセプトに、人工・天然の竹木製フェンスやガーデンファニチャー、緑化資材のほか、照明器具や池・滝・噴水なども手掛けている。庭での暮らし方を提案する「ガーデンライフスタイルメーカー」として業容を拡大してきた。国内のみならず、海外への販路拡大にも積極的であり、欧州、米国、アジア、オセアニアなどへの展開も同社の成長を後押ししている。最近では、レストランやホテル向けなど市場の大きなコントラクト分野(非住宅市場向けの建材・外装)へ参入するとともに、英国子会社の「ベジトラグ(株)」ブランドによるグローバル展開に向けた基盤づくりにも取り組んでおり、新たな成長軸が着実に立ち上がってきている。

ただ、2017年1月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比1.4%減の4,833百万円、営業利益が同12.4%減の224百万円と減収減益になるとともに、為替差損の発生により純損失に陥った。もっとも、ヨーロッパにおける異常気象の影響などを受けた海外子会社を除くと、同社単体では注力する「エバーアートウッド」関連商品や同社独自の「ローボルトライト」などによりプロユース向けが順調に拡大している。また、「ベジトラグ」ブランドによる米国展開についても、まだ小規模ながら計画を上回るペースで立ち上がってきたようだ。

2017年1月期の業績予想について同社は、期初予想を据え置き、売上高を前期比2.6%増の18,311百万円、営業利益が同8.6%増の784百万円と増収増益を見込んでいる。引き続き好調なプロユース向けが大きく伸長する見通しである。また、海外子会社においても、「ベジトラグ」ブランドによる米国展開が徐々に業績寄与する想定となっている。弊社では、第1四半期の業績が、海外子会社の出遅れや為替相場の影響から低調な滑り出しとなったものの、主力のエクステリア分野が大手ハウスメーカーを中心に拡大していることに加えて、新たにオーストラリア等への海外展開が開始されたこと、コントラクト分野(景観建材)の伸びも期待できることから同社の業績予想の達成は可能であるとみている。

弊社では、過去5年間にわたって積極的な先行投資を行ってきた同社のこれからの成長性に注目している。特に、順調に軌道に乗ってきたエクステリア分野に加えて、新たに参入したコントラクト分野における案件の広がりや「ベジトラグ」ブランドによるグローバル展開など、今後の成長に向けた基盤づくりが形になってきている。また、最近では、エクステリア分野に対する海外からの引き合いも増加しており、新たな成長軸として期待ができそうだ。今後もライフスタイルの変化に伴う需要の伸びに加えて、ガーデンセラピーなどの新しい領域への可能性も高まるなかで、同社自らが市場を創造・育成していく活動が成功のカギを握ると考えられる。

■Check Point
・日本ガーデンセラピー協会に参画、“ガーデンセラピー”の普及を進める
・米国5兆円、英国4兆円、ドイツ1.2兆円規模のガーデニング市場
・「ガーデン&エクステリア ライフスタイルメーカー」として更なる成長を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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