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【注目トピックス 日本株】フォーカス Research Memo(6):民間関連事業は2ケタ増収・増益を記録

2016年7月1日 16:36

■フォーカスシステムズ<4662>の業績動向

(2)セグメント別の状況

a)公共関連事業
公共関連事業の受注高は社会保険関連、航空管制関連業務の受注増加などから順調に拡大し、前期比11.9%増の5,804百万円となった。この結果、売上高は同6.7%増の5,734百万円と増収を確保した。一方、セグメント利益は同2.4%減の835百万円と減益となった。これは、マイナンバー関連業務の一部においてエンドユーザー側で発生したセキュリティ・インシデントの影響で、ユーザーの発注が遅れ想定していた規模の受注を確保できなかったことで外注を含め技術者の不稼働が発生したことによる。このため、セグメント利益率は前期の15.9%から14.6%へ低下した。

b)民間関連事業
民間関連事業の受注高は同10.2%増の9,777百万円と好調に推移したことにより、売上高は同12.8%増の9,738百万円、セグメント利益は同13.1%増の1,187百万円と、2ケタ増収・増益となった。主要取引先からのインフラ構築・運用サービス、及びERP関連製品のカスタマイズと設計・開発が順調に推移した。加えて、大阪、名古屋などの地方も堅調に推移したこともかさ上げ要因として働いた。

c)セキュリティ機器関連事業
セキュリティ機器関連事業の売上高は同6.1%減の1,009百万円、セグメント利益は同12.7%減の173百万円と減収、2ケタ減益となった。これは、製品ライフサイクルの関係で同社が取り扱っている以外の商品へリプレースが進んでいるマイナス影響が出ていることが主要因。もっとも、同社が注力しているサイバー・フォレンジック関連製品については、大手民間企業への展開、サイバー・フォレンジック技術者育成、調査解析等、サービスビジネスの拡大、さらに専用サイトの開設等によるマーケティング強化を行っており、その成果は着実に出ているもよう。

(3)顧客グループ別の状況

顧客グループ別の売上高の状況について見ると、2015年3月期に伸び悩んだ日本IBMグループ向けが民間企業向けを中心とした受注拡大により同20.4%増の3,430百万円と高い伸びを記録した。加えて、主力のNTTデータグループ向けも社会保険関連、航空管制関連などの受注拡大により同9.1%増の6,217百万円と順調に増大したほか、ソフトバンクグループ向けも同10.0%増の488百万円と2ケタの伸びとなった。対照的に、OKIグループ向けは同1.6%増の533百万円と前期並みの水準となったほか、前期に受注高、売上高とも伸びたCTCグループ向けは同6.6%減の724百万円と減少した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

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