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【注目トピックス 日本株】ソフト99 Research Memo(1):大型商品の育成と海外市場開拓、コンシューマ向け新商品開発を強化を進めていく

2016年7月6日 16:43

ソフト99コーポレーション<4464>は、カーワックスや洗浄剤、補修材などのカー用品の大手。子会社で展開するポーラスマテリアル事業は半導体製造用の精密洗浄・吸収・研磨剤で高シェアを持つ。2015年1月にTPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視装置)の企画・開発・販売を行う(株)オレンジ・ジャパンをグループ会社化し、新たな収益源として育成している。

2016年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.3%増の22,052百万円、営業利益が同28.6%増の2,250百万円となった。ファインケミカル事業では国内でガラスケア商品や業務用コーティング剤の販売が伸びたこと、また、ポーラスマテリアル事業では半導体市場の復調による産業資材部門の売上伸長や、生活資材用商品の販売が好調に推移したことが増収増益要因となった。

2017年3月期は売上高が前期比1.6%増の22,400百万円、営業利益が同2.2%減の2,200百万円となる見通し。国内景気の先行き不透明感が強まるなかで、売上高の伸びは主力事業を中心に堅調な推移を見込んでいる。一方、利益面では物流拠点の建替えに伴う付帯費用増加やポーラスマテリアル事業における人員体制の強化を進めることにより若干の減益を見込んでいる。

中期的な成長戦略として、ファインケミカル事業については大型商品の育成並びに海外市場の開拓を、ポーラスマテリアル事業ではコンシューマ向け新商品の開発を強化し、収益拡大を図っていくほか、新規事業への投資や業容拡大に向けたM&Aなども引き続き検討を進めていく。

財務体質は良好で、投資有価証券も含めたネットキャッシュは2016年3月末で200億円超と、現在の株式時価総額(6月10日時点で約160億円)を上回る水準となっている。ROEについては、前年の2.3%から4.2%へ改善。引き続き経営資本効率の向上に取り組む。既存事業においては「利益の伴う事業拡大」を意識し、各事業における利益率向上の取り組みをすすめながら、ROIC(投下資本利益率)の上昇を目指していく考えだ。また、株主還元策としては、安定的な配当の継続を基本方針とし、配当性向については連結ベースで25%以上を目安として、機動的な自社株買いなども行うことで、総還元性向30%を目指していく。2017年3月期の1株当たり配当金は前期比1.0円増配の19.0円(配当性向26.8%)を予定している。

■Check Point
・自動車用、家庭用ケミカル用品の製造販売会社
・16/3期は3期ぶりの増収営業増益、4期ぶりの経常増益に転じる
・実質無借金経営で財務基盤は極めて健全

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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